【投資家のために読む】マクロ経済の予測はまだまだ難しいと言えるだろう 

こんにちは!証券兄さんです。

以前、週末は投資家のために読むというタイトルで海外のレポートを休日に読んでいたのですが、毎週末にレポートがでなかったりしてお蔵入りとなっていました。

今回はミシガン大学の教授が興味深いレポートを出していたので、ご紹介したいと思います。

 

 

Fixing Macroeconomics Will Be Really Hard

 

原文はコチラから

https://www.bloomberg.com/view/articles/2017-10-17/fixing-macroeconomics-will-be-really-hard

 

5〜6年前の大不況の煽りが依然として国民の会話を支配していたため、マクロ経済政策はすべて過激な政策でした。

今なお、保健医療や貿易、そしてエネルギーに関する問題が残っています。

しかし舞台裏では、マクロ経済学者は彼らのルールに近づけるような政策の再考をしています。

 

シンクタンクのピーターソン国際経済研究所は、マクロ経済政策の再考に関するシンポジウムを開催しました。

講演者には、リーマンショックの最中に連邦準備制度理事会の議長を務めたベン・バーナンキ議長や、マサチューセッツ工科大学のオリビエ・ブランチャード、ハーバード大学のラリー・サマーズなどの巨大マクロ経済政策思想家が含まれていました。

彼らは当時の金融危機から3つの問題点が浮き彫りとなったと語りました。その3つとは、

1)金融業界の問題

2)政府は景気後退と戦うためにより幅広い政策を用いるべきである

3)景気後退は予想以上に長く続く可能性がある

ということです。

 

最初の2つは比較的緩やかな変化です。

2003年に「不況予防の問題が解決された」と宣言をしたマクロ経済学者(ノーベル経済学賞受賞)のロバート・ルーカス(Robert Lucas)でさえ、金融システムへの改革は経済を混乱に落とす可能性があると認めていました。

ここ数年間で、マクロ経済学者は彼らが構築した標準モデルに金融セクターを押し込もうとしています。

しかしながら、いくつかの景気後退策がリーマンショックのような大規模の混乱を招くのではないかと恐れています。

 

政策に関して、研究者や政策立案者はずっと前から、互いに意見が合わないとしても穏やかな距離を維持することに暗黙のうちに同意しました。

 危機的状況では、政策立案者は教授理論を考慮に入れますが、最終的には現場の判断が一番重要だからです。

本当の重要視すべきは3つ目の問題点です。

景気後退が本当に何であるか今一度考えるべきです。

 

現代の経済理論の大部分は、時間とともに蓄積する圧力の結果ではなく、不況が無作為に到着すると想定しています。

そして彼らは、景気後退は短期的なものであると考えています。

これらの仮定が間違っていれば、過去数十年にわたるマクロ経済学の雑誌に書かれた理論の大部分、そして私たちが話すように書かれているものの大半は、有用性が疑わしいものになりえます。

 

 

実のところ経済学者は、景気後退が無作為で短命の出来事ではないかもしれないことを数十年前から知っていましたがあくまで短期的なものとして扱うようになりました。

1つの大きな理由は、単純な数学的な利便性でした。

不況が暴風雨のようなものであり、到着したり出発したりするモデルは、数学的には扱いやすくなっています。

そのため、不況・景気後退をあくまで短期的にとらえることにしました。

 

もう1つはデータの可用性でした。

地質学とは異なり、経済学は地球の全歴史を引き出すことができます。しかしながらそのマクロ経済データは1世紀程度の情報量しかありません。

経済の変動に実際に長期的な影響があるとすれば、数十年の歴史からそのパターンを特定するのは非常に難しいからです。

 

こういった事実が明るみになりつつあり、マクロ経済はますます難しくなっています。

しかしながら悪いことばかりではありません。

インターネットなどの新しいツールは、不況の背後にあるプロセスを明らかにするのに役立つ可能性があります。

インターネットが活用され始めてから、ほぼすべての経済活動が電子的に記録されたので、エコノミストは10年前よりも企業や消費者の行動についてもっと多くのことを観察することができるようになりました

 

もちろん、これは長期的なプロジェクトです。

掘り起こさなければならないマイクロデータの量は計り知れず、最終的に出現する消費者やビジネスの行動のモデルはおそらく複雑で難しいものになるでしょう。

そしてその間にも、政策立案者はシンプルなモデル、経験則、過去の経験と判断に依然として依存し続けなければなりません。

しかし、10年前とは異なり、マクロ経済学者は、この長くて難しい道のりが彼らに開かれた唯一の道であると確信しています

 

Noah Smith

 

レポートを簡単にまとめました。驚くべきことに経済学者自身がこれまでの経済学はあくまで学問的なものであり実用に向かないと述べていました。

しかしながら証券兄さんが着目したいのは、「膨大な電子的なデータを解析することで正確な予測ができるようになる可能性がある。」という点です。

これを聞いて証券兄さんはAI・ビックデータの活用を思い浮かべました。正確な予測モデルが出てくるのもほんとにすぐ近くの未来かもしれません。

 

あくまでご参考までに。

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

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