こんにちは!証券兄さんです。
トランプ大統領が訪日されて、お笑い芸人のピコ太郎さんなども出席した晩餐会を楽しまれたのは記憶に新しいですね。
その後の中国で、驚くべきニュースが報道されたのでまとめていきたいと思います。
アジア歴訪中のトランプ大統領は日本と韓国を訪問済みで、中国は3カ国目になります。
8日午前は韓国国会で演説し、核開発を続ける北朝鮮との交渉に含みを残しつつも、同国を「どんな人民が住むにも値しない地獄に変えた」として金正恩労働党委員長を非難しました。
同演説ではさらにロシアと中国を名指しした上で、全ての責任ある国家は残忍な北朝鮮政権の孤立化に加わる必要があり、いかなる形の支援、供給、受け入れも拒否すべきだと訴えました。
トランプ大統領は北朝鮮を抑えるには同国の後ろ盾かつ最大の貿易相手国である中国が鍵を握ると考えており、今回の歴訪で最重要視しています。
中国との会談
トランプ米大統領は9日、北京でのビジネスイベントで、中国は不公正な貿易慣行によって米国の労働者と企業から利益を得ているが、米国の巨額な対中貿易赤字の拡大を許したのは歴代米大統領の責任であって、中国を責めるつもりはないと述べました。
トランプ氏は中国との貿易関係について、「とても公平なものではなかった。年間の対中貿易赤字が巨額に上るのは皆が知っている。誰もが理解できる範囲を超えた数字だ」と表明し、「われわれがより公平な条件を実現できれば、米国と中国は一段と豊かな未来を享受することになる」と述べました。
トランプ大統領が貿易の不均衡で中国を責めないと発言した際、習主席は隣でうなずいていました。現大統領にそう言ってもらえると安心だと証券兄さん思います。
習氏はエネルギーや農産物、映画の米国からの輸入を大幅に拡大することに前向きだと表明し、米金融機関が「一帯一路」構想に投資するのを歓迎するとも指摘しました。
豆知識になりますが、この「一帯一路」構想というのは、いわゆるシルクロード経済圏といわれているもので、ヨーロッパから中国までの陸路を一帯、海路を一路とする超巨大経済圏を作ろうという動きです。
地政学的に、アメリカへのうま味はほとんどないので証券兄さんはアメリカはあまり参加しないと思っています。
またトランプ大統領は、驚くことにこのイベントで総額2500億ドル(約28兆4000億円)規模の投資取引について発表しました。
トランプ大統領はこれより先、中国の習近平国家主席との関係について、「相性が素晴らしく良い」と語っていました。
トランプ大統領と中国の習近平国家主席が署名式に出席し、米航空機大手ボーイング、米ゼネラル・エレクトリック(GE)、米通信用半導体大手クアルコムが調印を行いました。
ただ多くは拘束力を持たず、契約が実現するかどうかは別の問題となることが懸念されていますが、こういった外交で大きな商談を決めるのはさすが超一流のビジネスマンですね。
仮に完全に履行された場合、総額2500億ドルが米国に流れてくるのでますます米経済は発展していきます。
例えばボーイングは今回の商談で4兆円の受注をしています。昨年の総売上高が9000億円ということを考えると、と~っても大きなものです。向こう4年は仕事に困らないんですから。びっくりするほど優秀な営業マン!
今回の件でトランプ大統領の敏腕さが垣間見えたような気がします。トランプ大統領のアジア歴訪にさらに注目ですね。
あくまでご参考までに。
今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!
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