【また不祥事】商工中金が全ての支店で不正! 預金をしている人や中小企業への影響は? 

こんにちは!証券兄さんです。

日産の無資格者検査の問題や神戸製鋼のデータ改ざん問題など、日本の名だたる企業で不祥事がおこっています。

その最中で、また新たに「商工中金」で不祥事が発覚したのでまとめていきたいと思います。

 

 

商工中金ってどんな会社?

 

正式名称は商工組合中央金庫といいます。

国と中小企業団体が共同出資して1936年に組合員である中小企業に円滑な融資を行うための非営利の金融機関として設立されました。

 

融資だけでなく預金の受け入れなど幅広い業務を行っているのが特徴です。

高度成長期など企業の資金需要が旺盛なカネ不足時代には中小企業の支え手として存在意義を発揮しましたが、地銀や信金との競合が目立つようになり、国の信用を後ろ盾にした商工中金に対して「民業圧迫」との批判が高まりました。

 

民業圧迫の批判から、08年には将来の完全民営化に向けて株式会社化されました。

現在は国が株式の46%、残りを中小企業団体などが保有しています。

政府は保有株を13~15年をめどに全て売却して完全民営化する方針でしたが、リーマン・ショックや震災対応で商工中金の役割が高まり、政府は15年に国の保有株式の全面売却期限を撤回していました。

 

経営効率化や規律が他の銀行や信用金庫に比べて緩いと言われていました。

その背景には、歴代トップの多くが経産省の天下りに占められてきたことが影響しているとの批判も出ていました。

 

 

すべての支店で不正!その内容とは?

 

国の低利融資制度「危機対応業務」を巡る商工中金の不正問題で、書類改ざんなどの不正がほぼ全店で行われていたことが商工中金の自主調査で明らかになりました。

件数は数千件に達しているそうです。

所管する経済産業省などは不正が多かったデフレ脱却名目の融資の今年度での打ち切りを検討しています。

 

 

危機対応業務は、リーマン・ショックや東日本大震災など政府が「危機」と認定した事象によって、一時的に経営が悪化した中小企業に低利融資する制度です。

これまでの調査で不正の多くが、2014年2月に「危機」に認定された、デフレと原材料・エネルギーコスト高(現在はデフレのみ)に対応するために実行された融資だったことが判明しました。

 

商工中金の全約22万件の危機対応融資のうち、約5万9000件(融資額約280億円)をこの融資が占めています。

関係者によると、商工中金は「デフレ」の定義があいまいなことを利用して、本来は危機的状況でない企業にまで低利融資を行っていたとのことです。

経産省などは「危機」の拡大解釈によって融資実績を水増しする不正が商工中金に浸透していたとみており、不正の全容が分かり次第、抜本的な業務改革策を検討しています。

危機対応融資を巡っては、今年4月の第三者委員会による調査で、業績関連書類を改ざんするなどして全国35店で計816件(融資額約198億円)の不正が発覚していました。

ただ、調査対象は2万8000件と92本支店の口座の約1割に過ぎなかったため、商工中金は現在、残りの全口座を調査中です。

 

預金をしている人・中小企業への影響は?

 

「商工中金」で預金をしている人もいらっしゃるかもしれません。調査が11月まで予定されているので、今すぐに「商工中金」が潰れてしまうということはないでしょう。

仮に破たんしてしまうことがあったとしてもペイオフの対象になります。

ペイオフとは、破たんした金融機関に口座を持つ預金者一人につき1,000万円までの元本と利息は保証するが、それを超える分については、破たん金融機関の財務状況に応じて弁済金・配当金を支払うという制度です。

なので1000万円までは大丈夫ですね。

 

 

逆に影響が大きいのは中小企業で「商工中金」から融資を受けている方です。この方々にはペナルティなどはありませんが、融資の停止に伴い新たな借入先を探さなくてはいけません。

要するに、金策をしなくてはいけないということですね。今回問題になっている「危機対応業務」は商工中金の全融資(9兆3435億円)の3割を占めますので、2兆8000億円もの借りなおしが生まれるわけですね。

 

中小企業の融資に強い地方銀行は、顧客獲得に向けて一気に動くのではないでしょうか。

 

 

静岡銀行 <8355>

 

株価:1035円  2017/10/12

PER: 13.58

PBR:0.65

配当利回り:1.93%

 

チャート画像

 

証券兄さんの地元静岡の地方銀行です。

地方銀行の総資産、経常利益ともに全64行中、第4位というとても良い数字を残しております。

支店も、どんどんと改装・移転しており余力があるのがわかります。

証券兄さんの地元なので今回紹介しましたが、とても良い銘柄だと証券兄さんは思います。

 

地方銀行に投資する場合は、ネットや四季報の情報よりも生の情報を集めた方がいいと思います。お住まいの地域の地方銀行の情報を集めて見てください。

 

あくまでご参考までに。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

 

 

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