こんにちは!証券兄さんです。
9月21日の株式市場で、スルガ銀行が前日比100円(19%)高の620円とストップ高になりました。
なぜストップ高になったのでしょうか。その理由とスルガ銀行の今後についてまとめていきたいと思います。
まとめると、
・スルガ銀行が9/21に前日比100円(19%)高の620円とストップ高
・理由は、創業家が関連企業などを通じて保有しているスルガ銀株を手放す意向のため
・業績も倒産するのでは!というわけでもないので、こっから反発すると予想。
詳しくは、以下の記事をどうぞ
スルガ銀急騰
スルガ銀行(8358)は、前日比100円(19%)高の620円とストップ高でした。
創業家が関連企業などを通じて保有している約15%の株式を売却、借入金を返済する意向だと日本経済新聞が報じました。
売却先が見つかれば、全ての株式を手放す方向で、経営への関与をなくし、ガバナンス(企業統治)の立て直しを急ぐとのこと。
SMBC日興証券では、創業家の関与を名実ともに無くしてガバナンスの改善を図るという方向性は、株式市場にも違和感のないものだろうと指摘しました。
チャートを見ると、
一日で見ると、ドンと上がってますね。
一年で見ると、
まぁ去年の水準には程遠いと言えるでしょう。
スルガ銀行の数々の不正が明らかになりましたが、株価に影響しそうなのはスマートデイズ・かぼちゃの馬車関連の損失です。
おさらいすると、スマートデイズ・かぼちゃの馬車での融資額が1200億円。
土地の担保額が、400億円。この数値を前提とすると、1,200億円ー400億円=800億円が担保等で保全されていない貸出債権となります。
損失として計上するのは、今までであれば約10%程度の引当であり今回の件ならば約30%程度までだと考えられます。
つまり800億円の10~30%である80~240億円が今回の件の損失となります。
最大値でもスルガ銀行の2018年3月期の予想最終損益430億円の範囲内です。大きな損失ではありますが、赤字にもならない範囲とも言えます。
その上、創業家が、関連企業などを通じて保有しているスルガ銀株を手放す意向であることがわかりました。
管理体制を抜本的に立て直すため、創業家の経営への影響がなくなるというのがわかったのではないでしょうか。
業績からの予想では、2000円台には戻るかは分かりませんが、1000円までは結構なペースで戻るのではないでしょうか。
今回のストップ高で投機的な人が増える可能性もありますが。個人的には、スルガ銀行で預金があったら解約迷いますが…。証券兄さんからは、気を付けて投資してくださいとだけ。
投資は自己責任で!あくまでご参考までに。
今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!
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