こんにちは!証券兄さんです。
今週のまとめを書いていきたいと思います。先週のまとめの際の証券兄さんの予想は、20900-21900円 レンジでしたが、日経平均株価がどのように推移したかも含めてまとめていきます。
一週間お仕事お疲れさまでした。今週の株式相場の動きをまとめていきます。ちなみに先週のまとめは以前の記事をご覧ください。
今週のまとめ
今週の日経平均株価は、
・12日は2月米雇用統計や米朝首脳会談開催見通しとの報道を受け、前週末のNYダウが大幅高となったことを好感し、続伸して寄り付きました。上げ幅は500円を超える場面もあったが、財務省が国会に提出する学校法人への国有地売却を巡る調査結果を見極めたいとの思惑などから上げ幅をやや縮小しました。
(21824円 +354円)
・13日は前日のNYダウやS&P500指数が3日ぶりに反落したことから下落して寄り付いた後、円安が進んだことを好感しプラスに転じて引けました。
(21968円 +144円)
・14日はトランプ大統領がティラーソン国務長官を解任するとの報道を受け政権運営の不透明感が高まったことから前日の米主要3指数がそろって下落したことや、円高が進行したことを嫌気し5営業日ぶりに反落しました。
(21777円 -190円)
・15日は105円台へと円高が進行したことから下げ幅が200円超となる場面もあったが、売り一巡後は押し目買いが入りプラスに転じて引けました。
(21803円 +26円)
・16日の日経平均株価は前日比127円安の2万1,676円と反落。TOPIXは同6ポイント安の1,736ポイントで引けました。週末要因もあり、持ち高調整売りの動きを強めました。
(21676円 -127円)
トランプ米政権をめぐっては、16日にマクマスター大統領補佐官の解任が決まったとの報道がありました。直近ではティラーソン国務長官や、経済政策の司令塔であるコーン国家経済会議委員長が辞任に追いやられています。発足1年余りとしては異例の事態に、市場は先ごろ打ち出された高関税による輸入規制とともに警戒感を強めています。
国内では学校法人・森友学園への国有地売却問題に関する財務省の公文書書き換えが発覚したことを受け、通常国会が空転しつつあります。安倍内閣の支持率急低下や予算審議の遅延といったリスクも念頭に置く必要がありそうですね。
来週のイベント
国内でのイベントを黒字、海外のイベントを赤字表記してます。
3月19日(月)
・2月貿易統計=8時50分
・G20財務相・中銀総裁会議(~20日)
3月20日(火)
・2月コンビニエンスストア売上高=16時
・2月訪日外客数=16時
・FOMC(~21日)
・独3月ZEW景況感指数=19時
3月21日(水)
・米10~12月期経常収支=21時30分
・パウエルFRB議長会見(景気見通し改定)
・米2月中古住宅販売件数=23時
・ブラジル中銀政策金利発表
3月22日(木)
・1月全産業活動指数=13時30分
・京都府知事選挙告示(4月8日投開票)
・米1月FHFA住宅価格指数=22時
・米2月CB景気先行総合指数=23時
・米10年インフレ連動国債入札
・米州開発銀行(IDB)年次総会(~25日)
3月23日(金)
・2月消費者物価指数=8時30分
・米2月耐久財受注=21時30分
・米2月新築住宅販売件数=23時
証券兄さんの予想
日経平均株価の予想レンジは21300-22600円
今週はイベントが待ち受けています。それはアメリカのFOMCです。2月にイエレン氏からポストを引き継いだパウエル議長体制では最初の金融政策決定の場となります。
昨年12月に続く政策金利の引き上げが想定されるほか、年間の利上げ回数予想(FOMCメンバーの現在の中央値は3回)変更の有無が焦点となります。
一部の市場の読み通りに見通しが引き上げられれば、投資家はリスク回避姿勢を解除しないと思われます。しかし、無風通過(回数据え置き)となった場合は逆にリスク許容に傾く公算があります。海外勢は今年に入り日本株(現物+先物)を7兆円以上売り越しているだけに、それをきっかけにいったん買い戻しに向かってもおかしくありません。どちらにしろ要注目ですね。
あくまでご参考までに。
今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!
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