こんにちは!証券兄さんです。
今週のまとめを書いていきたいと思います。先週のまとめの際の証券兄さんの予想は、21900-22500円 レンジでしたが、日経平均株価がどのように推移したかも含めてまとめていきます。
一週間お仕事お疲れさまでした。今週の株式相場の動きをまとめていきます。ちなみに先週のまとめは以前の記事をご覧ください。
今週のまとめ
今週の日経平均株価は、
・7日は前週末の米国株が大幅高となったことを好感して反発して寄り付きました。その後一時108円台後半へ円高が進んだことで下げに転じ、下げ幅は一時100円超となったが、後場からは下げ渋りました。
(22467円 -5円)
・8日はイラン核合意に関する米国の対応や主要企業の決算発表を見極めたいとの思惑から上値の重たい展開となったものの3営業日ぶりに反発しました。
(22508円 +41円)
・9日はイタリアの政治情勢やイランを巡る地政学リスクへの警戒感から、反落して引けました。
(22408円 -100円)
・10日は前日の米国株高や109円台後半へと円安基調が継続していることなどを背景に反発して寄り付きましたが、買い一巡後は上値の重たい展開となりました。
(22497円 +88円)
・11日の日経平均株価は前日比261円高の2万2,758円と大幅続伸。TOPIXは同17ポイント高の1,794ポイントで引けました。日経平均株価は伸び悩む場面もありましたが、買い気は根強く上げ幅拡大の流れとなりました。
(22758円 +261円)
大型連休前から鮮明化した様子見ムードの中で、日経平均は狭いレンジでの往来商状が続いていました。
そんな決め手を欠く状況に変化をもたらしたのが、9日のトヨタの決算です。
前3月期の連結営業利益は計画を2000億円近く上回る2兆3999億円(前々期比20%増)に膨らみ、減益ながら今期の見通しも2兆3000億円と市場予想を上回りました。日本を背負う同社の決算が投資家心理に好影響をもたらしたことは間違いありません。原価低減などの経営努力で、円高の逆風下でも日本企業が高い利益水準を維持できることの象徴となりました。
トヨタをはじめ、ほとんどの輸出企業が今3月期の為替前提を前期(1ドル=111円前後)よりも円高に設定しました。マーケットは各社の稼ぐ力の高まりとともに、想定超の円安に伴う増益余力を織り込み始めているのではないでしょうか。
来週のイベント
国内でのイベントを黒字、海外のイベントを赤字表記してます。
5月14日(月)
・4月国内企業物価指数=8時50分
5月15日(火)
・3月第3次産業活動指数=13時30分
・中国4月小売売上高
・中国4月鉱工業生産=11時
・米4月小売売上高
・米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数=21時30分
5月16日(水)
・1~3月期GDP(速報値)=8時50分
・3月鉱工業生産(確報値)=13時30分
・米MBA住宅ローン申請指数=20時
・米4月住宅着工件数
・米4月建設許可件数=21時30分
・米4月鉱工業生産
・米4月設備稼働率=22時15分
5月17日(木)
・3月機械受注、証券売買契約等の状況=8時50分
・米新規失業保険申請件数
・米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数=21時30分
・米4月景気先行指標総合指数=23時
5月18日(金)
・4月全国消費者物価指数(CPI)=8時30分
・欧州3月経常収支=17時
証券兄さんの予想
日経平均株価の予想レンジは22200-23200円
ここへきて原油高が目立っています。原油先物のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物の価格は前週、2014年以来となる70ドル台を回復しました。多くの企業にとってコストアップ要因になりつつあり、ガソリン高などを通じて家計も直撃すると予想されます。
米トランプ政権がイランの核合意から離脱したこともあり、今後は一段の需給ひっ迫も起こるのではないでしょうか。さらに、今週(14-18日)は14日にイスラエルの米大使館がエルサレムに移転する予定で、中東諸国を刺激し、原油をめぐる事態が一段と混迷し市場にマイナスの影響を与えるのではないでしょうか。
あくまでご参考までに。
今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!
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“株式展望 5/13 イスラエルの米大使館がエルサレムに移転する予定、中東諸国の動きに注意!” への2件の返信