最強の投資家 ジョージ・ソロス その② ソロスの投資手法

こんにちは!証券兄さんです。

前回は、「最強の投資家」・「ヘッジファンドの帝王」・「イングランド銀行を潰した男」など数々の異名で知られる投資家ジョージ・ソロス氏の半生についてまとめました。

今回はジョージ・ソロス氏の投資に対する考え方、実際の投資手法について書いていきたいと思います。

 

 

ジョージ・ソロスの偉業

 

ジョージ・ソロスはユダヤ系アメリカ人として1930年に生まれ、現在では事実上一線を退いている方です。

しかしながら、彼の1970年代~90年代の活躍はめざましいものがあります。

 

彼の偉業をあげるとすると、1969年にジョージ・ソロスはファンドの運用を本格的に行いました。

この時に100万円を彼のファンドに託した人のお金は1997年には30億円以上となったそうです

実に3000倍にもなっていたということなので、彼の活躍ぶりが良く解る象徴的なことではないでしょうか。

 

とりわけ、1985年のプラザ合意では,ドルの下落を予測し,15か月のあいだに114%の儲けを出すという大成功を収めました。

 

しかしながらソロス氏は成功し続けたわけではありません。

1987年に,アメリカは株価大暴落(ブラック・マンデー)を経験し,ソロスも多大な損失を被りました。

ただただ成功しつづけたわけではなく、大きく勝ったり、大きく負けたりがあった方なのです。

 

それでも、ジョージ・ソロス氏は1兆3000億円もの個人資産を築き上げました。

 

 

ジョージ・ソロスの投資手法

 

ジョージ・ソロスが行っていたファンドはいわゆるヘッジ・ファンドと呼ばれるもので、空売りやレバレッジ取引を多用したものであり、その取引のほとんどは短期売買で行われていました。

なのでジョージ・ソロスは、投資というよりも投機家といった方が良いかもしれません。

特に長期的に投資をするウォーレン・バフェット氏とは対比されることが多いです。

 

投資法の特徴「小さく始める」

 

ジョージ・ソロスが行っていた投資法の特徴としては、「先ずは投資を行え」といったものがあります。

「とりあえずこの銘柄が良さそうだ」と目をつけたものがあったのなら、少しだけ投資をしてみることから始まります。

 

その上で、少しずつ調査をしながら自分の考えが正しいのか、間違っているのかを考えていき、結果正しいと判断したのならその銘柄に本格的に投資を行っていくというものです。

 

実際に株式投資を行っている人は共感できることなのですが、株式の銘柄を買った後になって見えてくるその銘柄や会社の特徴といったものがあるので、初めから限界ギリギリの投資をするのは間違っているということです。

少しだけ投資をしてみて、その銘柄についての知識を蓄え、さらに銘柄を買うことでしか見えなかった特徴とあわせて分析を深めていくことが投資をする時に重要だという考え方になります。

 

また、ジョージ・ソロスの投資手法の根幹にあるのは、経済の流れを読みきるといったものがあります。

経済の流れを読み切ることで勝利し、見誤ると敗れ去る、という必然的な話なのですが、いかにこの流れを読むことが大事かというものをジョージ・ソロスは重要視していました。

 

 

特徴的な考え方

 

ジョージ・ソロス氏は、投資に臨むにあたって特徴的な二つの考え方を持っていました。

それは、

 

・「市場は常に間違っている」

・「自分は間違っているかもしれないと思いながら、常に行動する」

というものです。

自分が間違っているかもしれないと思いながら、行動するのは非常に困難です。

なぜなら、自信を疑っているのですから。とても精神を摩耗していきます。

 

ソロス氏にはこの考え方があったので、ファンド設立当初からこのかた、贅沢な生活をすることよりもむしろどこまで緊張や不安に耐えられるかという精神の鍛錬に関心があったようです。

投資に先だって、あらゆることを知っていなければならないという重圧、そして自分の投資決定は誤っているかもしれないという過剰な自己批判をし続けました。

こうした過度のプレッシャーに耐える騎士精神こそが、ソロス氏が自分に課したものでした。

しかしソロス氏によれば、この頃から自分自身の人格までが変わっていったといいます。

心のなかには罪悪感と恥辱が大きく占めていましたが、それを切り抜けることができるようになったそうです。

 

 

実は…

 

2011年、投資の世界からの引退を表明していたジョージ・ソロスでしたが、2016年に入ってから、たびたび自社ファンドにて、取引を指示する様子がみられているといいます。

これは、中国経済とも大きく関係があるとされています。

ジョージ・ソロスは、今後の世界経済の不安定さを憂い、黙っていられなくなってしまったのでしょうか。
実際のところ、今後のことを憂えているのか、この先の世界のどこまでを見越しているのかは、本人しかわかりません。

しかし、一度は引退を表明したソロスが、再びトレーディングの世界へと戻ってきたことには何か理由があるのではと、世界で話題を呼んでいます。

 

 

ソロス氏の投資手法は、一見すると弱腰であるかのようにも見えます。

しかし、ソロス自身の「常に自分は間違っているかもしれないと思いながら行動する」という精神哲学とも、大きく関係があるようにも見受けられます。

投資家であり慈善家でもあるソロスの、一貫した哲学が投資姿勢にも表れているかのようですね。

揺らがない精神を持つことこそが、投資の世界で成功する重要な要素だと証券兄さんは思います。

 

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

 

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