日本とEUのEPA合意 チーズとワインは安くなるのか

こんにちは!証券兄さんです。

暑い日が続いてますが、みなさんお体にお気をつけ下さい。さて健康にいいと言えばワインのポリフェノールですが、EUとの貿易交渉がまとまりワインが安く輸入されそうです。今回はそのEPA合意についてまとめていきたいと思います。

 

 

 ベルギーを訪れている安倍総理大臣は6日夜、EU=ヨーロッパ連合のトゥスク大統領らとの首脳会談に臨み、4年余りにわたって交渉が続けられてきた日本とEUのEPA=経済連携協定が大枠合意に達したことを確認しました。

 ベルギーの首都ブリュッセルを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の6日午後6時すぎから、EU=ヨーロッパ連合の本部で、トゥスク大統領やユンケル委員長との首脳会談に臨みました。

 会談で両首脳らは、日本とEUのEPA=経済連携協定の交渉で焦点となっていた、EUが日本の乗用車にかけている関税を7年で撤廃するほか、日本のチーズの関税について、ヨーロッパのソフトチーズに一定の枠を設けて15年かけて撤廃することなどで合意し、交渉が大枠合意に達したことを確認しました。

FTA、EPAって何?その違いは?

 

世界の貿易額は年々増加しており、1990年代前半までは輸出総額・輸入総額ともに5兆ドル(今の日本の7倍程度)にしか満たなかったのですが、年々増加し、2005年に10兆ドルを超え、2013年には18兆ドルを超え…と、約20年で4倍近くも増えているのです。

この貿易量の増加の一因として挙げられるのが、FTAやEPAと言われています。

FTAというのは、Free Trade Agreementの略で、日本語では自由貿易協定といいます。国と国(または地域)のあいだで関税をなくして、モノやサービスの自由な貿易を進めることを目的とした協定のことです。EPA(Economic Partnership Agreement/経済連携協定)は、このFTAを基礎としながら、関税の撤廃だけではなく、知的財産の保護や投資ルールの整備なども含め、さまざまな分野で経済上の連携を強化することを目的とした協定です。

 

日本ではEPAの推進に積極的に取り組んでおり、2002年にシンガポールとEPAを締結したのを皮切りに、メキシコ、マレーシア、チリ、タイ、インドネシア、ブルネイ、フィリピン、スイス、ベトナム、インド、ペルー、オーストラリア、ASEAN全体と、現在14カ国・地域とEPAを締結しています。また、EU、カナダ、中国、韓国との交渉もしています。

ちなみに世界各国でも、日本と同じようにFTAやEPAを推進しており、2015年11月時点で発効されているFTA(EPAを含む)は277件もあります。

 

ニュースで取り上げられるTPPとは?

 

TPPというのは、太平洋を囲む12カ国(オーストラリア,ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、アメリカ、ベトナム)の経済連携協定(EPA)で、Trans-Pacific Partnership(環太平洋パートナーシップ)の頭文字をとって、TPPと呼ばれています。

もともとは、2006年にニュージーランド、シンガポール、チリ、ベトナムの4カ国で発効されたEPA(パシフィック4)だったんですが、2008年にアメリカやオーストラリアが参加を表明し、その後日本も加わって、上記12カ国で交渉が始まり、2015年10月には大筋で合意にいたっています(アトランタ閣僚会合)。※2017年3月現在、まだ発効はされていません。

 

TPPのメリット・デメリットについてはニュースにおまかせすることにして、基本的に国と国のあいだで結ばれていたEPAが、環太平洋という広い地域、12カ国という多くの国々で経済連携を目指そうと取り組むのは初めてだということです。

またTPPは、FTAで謳われる物品の関税の撤廃・削減やサービスの貿易自由化にとどまらず、非関税分野(投資、競争、知的財産)のルールづくりや、環境・労働などの新しい分野の内容を取り決める協定として交渉されていることも大きな特徴なのです。

 

 

交渉で焦点となっていた品目の合意内容

EUは、日本から輸出される「乗用車」にかけている10%の関税を協定発効の7年後に撤廃するほか、「自動車部品」は、貿易額ベースで92.1%の品目について協定発効後、関税を即時、撤廃します。

一方、「チーズ」は、日本が現在29.8%の関税をかけているカマンベールやモッツァレラといったいわゆる「ソフトチーズ」を含む最大3万1000トンまでの新たな輸入枠を設けます。そして、この輸入枠の関税は、協定の発効後、年々削減して15年後に撤廃するとしています。
また、この輸入枠を上回るチーズの関税率は現在の水準を維持します。

また、「ワイン」については、日本、EUとも協定の発効後、関税を即時撤廃します。日本の関税は現在、一般的な750ミリリットル入りのボトルにして最大およそ94円の関税をかけています。シャンパンなどの「スパークリングワイン」も、750ミリリットル入りのボトルにして最大およそ137円の関税が即時撤廃されます。

次に、EUから輸入する加工食品などです。

「パスタ」は、協定の発効後10年で関税を撤廃します。日本は現在1キロあたり30円の関税をかけています。また、日本が10%の関税をかけている「チョコレート菓子」も10年で関税を撤廃します。証券兄さんはチョコレートが大好きなので嬉しいです。

一方、日本が輸出する食品などにEUがかけている関税です。

EUは「しょうゆ」や「緑茶」のほか「日本酒」や「焼酎」などの酒類についての関税を協定発効後、即時撤廃します。EUは現在、「しょうゆ」に7.7%、「緑茶」に最大3.2%、日本酒には、1リットル当たりおよそ10円、それぞれ関税をかけています。

また、EUが現在8%としている「冷凍ホタテ」の関税は7年後に撤廃します。

続いて日本が肉や、チーズ以外の乳製品にかけている関税などです。

「豚肉」については、日本が価格が安い豚肉にかけている1キロあたり最大482円の関税を、協定発効後、9年をかけて50円まで削減します。また価格が高い豚肉の4.3%の関税率は9年かけて撤廃します。

「牛肉」は、日本がかけている現在の38.5%の関税率を、15年かけて9%まで削減します。「牛肉」と「豚肉」では、輸入量が急増した際に生産者への影響を緩和するため日本が関税率を引き上げることができる「セーフガード」と呼ばれる措置を導入します。これらは、TPP=環太平洋パートナーシップ協定とほぼ同じ内容になっています。

チーズ以外の乳製品は、「脱脂粉乳」や「バター」は、新たに、原料の生乳に換算して最大で1万5000トンまで低い関税で輸入できる枠を設けます。

 

 

 

まとめ

結局のところ、チーズでは29.8%の関税がワインでは最大137円の関税が撤廃となります。国内の会社の競争が激しいなどありますが、織田信長の「楽市楽座」のように関税がなくなると物流が活発になります。今後に期待ですね。あくまでご参考までに。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

 

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