今だからこそ知っておきたい 三菱UFJ銀行「独自仮想通貨」MUFGコインとは?

こんにちは!証券兄さんです。

5月1日に、三菱東京UFJ銀行は、いよいよ独自の仮想通貨「MUFGコイン」の実証実験をスタートしました。

一般には年内にという計画は来春へ先送りになりましたが、更に新しい試みである新型ATMとポイント連携など、2つ計画がでています。

今回は話題の仮想通貨であるMUFGコインについて、来年の4月1日のサービス開始前にまとめていきたいと思います。

 

 

 MUFGコインとは?

 

三菱東京UFJ銀行は2017年5月1日、独自の仮想通貨「MUFGコイン」の実証実験を始めました。

年内に国内の全行員約2万7千人が使えるようにして、来春には一般向けに発行する計画です。

ビットコインと同様の技術で、決済や送金が低コストでできるメガバンクによる世界初の仮想通貨プロジェクトが本格的に指導します。

 

新たな仕組みでは、スマートフォンにアプリをダウンロードして仮想通貨の口座をつくり、銀行口座のお金を「1円=1MUFGコイン」に交換して使います。

店舗にアプリを入れたスマホやタブレットがあれば、専用端末がなくても支払えるようです。

 

法定通貨をチャージする「Suica(スイカ)」のような電子マネーと異なり、仮想通貨は利用者同士がコインをやりとりできます。

「Suica(スイカ)」のチャージ分を人に渡したりできませんが、「MUFGコイン」なら受け渡しが可能です。

例えば、飲み会で皆から3000MUFGコイン集めてお釣りを人数分で戻すことも可能になります。

コインは必要に応じて現金に戻せるのでキャッシュフリーが更に進むことになるでしょう。(上司が多めに払う文化とは消えてしまいそうですけど、それも時代の流れなのでしょうか)

 

実験はまず、5月に役員ら200人で始めて、7月には1千人超に広げています。

年末には全行員2万7千人が使えるようにするとのこと。

行員同士の送金や行内のコンビニでの支払いなどに使い、来春4月1日にも一般向けに発行する方向です。

スマホをかざせば現金を引き出せる新型の現金自動出入機(ATM)を来春から配備することも検討します。

システムの地方銀行への提供も検討しているそうです。各地銀の独自ブランドで発行する形になり、技術提供という形でイニシアチブをぐっと握りそうな勢いです。

 

 

 仮想通貨としての価値は?

 

MUFGコインは何をめざすものなのでしょうか。もちろん実証実験ということなので、単に新技術のテストという側面もあるとは思います。

”三菱東京UFJをはじめほとんどの邦銀は、銀行を通るすべての金融取引のデータを行内の大型コンピューターで管理し、システム投資に多額の費用をかけている。MUFGコインは、複数の小型コンピューターのネットワーク上に、改ざんされにくい「取引記録の台帳」を安く構築できる「ブロックチェーン」と呼ばれる新技術を活用。大型コンピューターを介する必要がなくなるため、システム投資を大幅に抑えられるという。”

という報道があるのでメインの目的はコストの削減なのでしょう。

 

参照:朝日新聞

 

今までは大型のホストコンピューターが必要で、そのシステム開発やシステム維持にお金がかかっていました。

自宅のパソコンにウィルスバスターなどのセキュリティソフトを入れるだけでもそこそこのお金がかかります。

銀行のホストコンピューターなら、それこそ膨大な金額になるでしょう。

ところが、ブロックチェーン技術を導入すれば、小型のコンピュータとネットワークがあるだけで、セキュリティの問題は解決してしまうのです。

 

結局のところ、おそらく、これは行内の支店(とくに海外支店)などの振替にまずは応用されることと思います。仮想通貨として、ビットコインのような価値は生まれないと思います。(なぜなら、「1円=1MUFGコイン」の固定相場ですので、相場がおかしくなってしまいます。)

海外支店は、(セキュリティ上の理由などから)中央のホストに直接つながっているということになってないと思いますので、インターネットを通して海外と国内の勘定の振替とかはとても複雑なことになっています。

もし、海外を含めた各支店がブロックチェーンを持って、それらの間で勘定振替のためのコインを運用できれば、中央の巨大なホストにつながっていなくても、安全かつほぼリアルタイムで残高を記録できます。

海外支店や、ネットワークの問題で中央ホストに繋げない地域などにとっても、画期的な技術かとおもいます。

 

実は、第二の理由としてオリンピックがあるのではないかと証券兄さんは思います。

海外旅行に行った際に、よく困ることと言えばお金の問題ですよね。

現金をたくさん持っていけば、余る可能性がありますし、スリに合う可能性もあります。

かといって少なくしては欲しいものが、買えないかもしれません。

 

しかしながら、この技術が実用化すれば旅行先の三菱UFJ銀行のATMで、口座からお金がおろせるようになるかもしれないのです。

これってすっごく便利だと証券兄さんは思います。おそらく現地通貨の両替も一緒にやってくれそうです。というか証券兄さんならその機能をまずつけます。

余ったお金は、ATMでまた入金すればOKということになりそうです。

これが実用化すれば旅行の時にお金の心配をしなくてよくなりますね。オリンピックまでに使えるようになれば、とりあえず三菱UFJ銀行の口座を持っておこうという海外の方も増えるのではと証券兄さんは考えています。

 

実際に、コンサルティング企業のアクセンチュアが提出したレポートでは、アメリカの大手銀行 1社がブロックチェーン技術を使用することで削減できるコストは年間約 1兆4000億円に上ると記載されています。

アメリカにある大手銀行 8社だけで年間 11兆円を超えるコストが丸々削減できることが分かっています。

仮に1兆円のコストが浮いたとしたら、そのお金の一部で海外の支店、ATMの増加を行い顧客の絶対数を増やすのではないでしょうか。

いち早い実用化を期待してしまいますね。

 

 

 現状の進捗状況

 

9月1日の日経新聞では、

三菱東京UFJ銀行は銀行同士のお金のやり取りに特化した電子通貨の開発に乗り出す。スイス金融大手のUBSが主導する米欧の銀行連合に参加。中央銀行への預金を裏付けに独自の電子通貨を発行し、銀行間のあらゆる資金決済に使えるようにする構想だ。お金のやり取りの「裏側」を効率化する。

菱UFJ銀は米ベンチャーのリップルが持つ技術を活用した新しい海外送金を18年初から始める方針だ。リップルで顧客間の海外送金を効率化する仕組みを取り入れる。

と報道されました。

 

リップル社が開発した仮想通貨XRPの能力は既存の銀行システムに風穴をあけると期待されています。

送金時間はたったの4秒。手数料は数円未満。

現状の海外送金が6000円の手数料で4営業日(証券兄さんの実体験なので、前後すると思いますが)かかると思えばほんとうに風穴をあける出来事ですね。

ちなみにほかの仮想通貨との比較は以下になります。

 

ビットコインでも1時間、イーサリアムでも2分もかかるんですね。技術の進歩ってすごくはやく感じます。

ちなみに、そもそも銀行発行の独自コインでは、発行&承認した銀行間だけでしか利用できません。

他の銀行と決済したいときには結局、共通のデジタル資産であるXRPが必要になってくるということです。

仮想通貨の投資対象として、リップルコインも魅力的かもしれません。

 

 

 三菱東京UFJの株価

 

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306>

 

株価:653.6

PER: 

PBR: 0.57

配当利回り:2.75%

 

チャート画像

参照:yahooファイナンス

 

証券兄さんは買いだと思っています。

正直、銀行株は近年落ち目でした。なぜなら、金利が一向に上がらないからです。

マイナス金利についてはコチラ

銀行は金利によって業績が大きく左右されますので、今後も上がる見込みはあまりないと考えていました。(ファンドのあたりはずれくらいが唯一の変動要因かなと)

今回のブロックチェーン技術ですが、上にあげたように1兆円のコスト削減となれば計り知れない影響を与えます。

2017年の経常利益が、1.3兆円で2016年が1.5兆円というのを考えると業績が倍にはね上がります。

業績と株価の相関で考えると株価が4倍になってもおかしくはありません。

コスト削減効果が、半分の5000億円だとしても株価は2倍になります。

 

また、新事業として地方銀行や信用金庫などにブロックチェーン技術の提供をすることもできるようになるでしょう。

みずほ銀行や、三井住友銀行が急がないと三菱東京UFJ銀行の一人勝ちになるのではと証券兄さんは考えています。

 

あくまでご参考までに。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

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