こんにちは!証券兄さんです。
今週のまとめを書いていきたいと思います。先週のまとめの際の証券兄さんの予想は、20200-20900円 レンジでしたが、日経平均株価がどのように推移したかも含めてまとめていきます。
一週間お仕事お疲れさまでした。今週の株式相場の動きをまとめていきます。ちなみに先週のまとめは以前の記事をご覧ください。
今週のまとめ
今週の日経平均株価は、
・10日は前日の米国株が小幅に下落したことや円安に一服感が出ている中、北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日で地政学リスクへの警戒感や22日の衆議院選を見極めたいとの見方から小幅反落で寄り付きました。
しかし下値は限定的となり、売り一巡後はプラスに転じ年初来高値を更新、2万800円台を回復、6日続伸となりました。
(20823円 +132円)
・11日は6連騰の反動から小反落で寄り付いたが、米国株高や寄り前発表の8月機械受注が市場予想を上回ったことを背景に、もみ合い後プラスに転じ2015年6月24日の終値(20868円)を上回り、1996年12月以来20年10ヶ月ぶりの高値で引けました。
(20881円 +57円)
・12日は連日の米国株高や主要メディアの衆院選の序盤情勢で、波乱は見込みにくいとの報道が支援材料となり、2012年11月以降のアベノミクス相場での取引時間中の高値(20952円)を更新し8日続伸となりました。
(20954円 +73円)
・13日の日経平均株価は前日比200円高の2万1,155円と9営業日続伸。1996年11月29日以来ほぼ21年ぶりに2万1,000円台を回復しました。
株価指数先物主導で一段高となり、一時2万1,211円(前日比256円高)を付ける場面がありました。
その後は週末要因もあって利益確定売りに上値が重くなったが、下値も限定されました。
(21155円 +200円)
短期的には今年5-9月まで、長期では97年以降の20年にわたって関門となってきた2万円がらみの上値抵抗ゾーンを突破したことの意味は大きいものです。
2万1000円を上回る水準には累積出来高の少ない「真空地帯」が広がっている。このため、好材料を素直に反映する地合いが予想されます。
とはいえ、前週の日経平均の上昇はハイペースでした(週間上昇率は2.2%)。
これには、空売りを仕掛けた向きが損切り(買い戻し)を余儀なくされたことや、相場の強さに乗った新たな先物の買い仕掛けが影響したとみられます。
日経平均は13日まで9連騰しましたが、なんとこれは10カ月ぶりのことです。
総選挙での与党優勢や、企業の業績見通しの上方修正期待もいったんは織り込まれたと考えられるため、短期的には相場はいったんピークアウトへ向かいそうです。
来週のイベント
日本では19日に9月貿易収支が発表されます。
8月の実質輸出は前月比+3.1%と増加しました。9月は米国のISM製造業/非製造業景気指数やユーロ圏および中国の製造業PMIで景気の堅調さが示唆されており、増加傾向が続くか確認したいところです。
米国では17日に9月鉱工業生産が発表されます。
8月はハリケーン「ハービー」の影響で前月比-0.9%と大幅に低下しました。
9月に上陸したハリケーン「イルマ」の悪影響を受ける可能性がありますが、生産の反発力に注目したいですね。
18日は9月住宅着工件数、20日は9月中古住宅販売件数が発表されます。
ともに8月はハリケーンの影響で減速したが、復調の気配があるかがポイントです。
ドイツでは17日に10月ZEW景況感調査(期待)が発表されます。
9月はユーロ高が輸出に重石と懸念される中で、4ヶ月ぶりに上昇しました。
9月ifo企業景況感指数は連邦議会選挙前やユーロ高の影響から市場予想、前月水準ともに下回りましたが、引き続き景況感の堅調さが続いているか注目です。
証券兄さんの予想
日経平均株価の予想レンジは20600-21300円
今年4月の安値1万8224円から、2カ月後の6月の高値2万318円までの上げ幅はおよそ2100円でした。
これを直近の安値(9月8日の1万9239円)に加算すると2万1300円台となります。
10月中の上値メドとしての目安になるでしょう。
あくまでご参考までに。
今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!