これで完璧マスター! 上場投資信託:ETFの解体真書

こんにちは!証券兄さんです。

前回の記事で、アメリカ市場へお手軽に投資するならETFを買いましょう。と書きましたが、友人からそもそもETFがわからないよと言われてしまいました。今回はETFについて徹底的にまとめていきたいと思います。

 

ETFとは?

 

ETFとは、特定の指数、例えば日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の動きに連動する運用成果をめざし、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託の事です。

要するに、日経平均株価に連動するETFなら、日経平均株価を買っていると考えて問題ありません

 

ETFは、“Exchange Traded Funds”の略で、「上場投資信託」と呼ばれています。指数は株式だけでなく、債券、REIT(リート)、通貨、コモディティ(商品)の指数もあります。

 投資先も日本から海外に広がり、投資しにくい国と地域と資産に手軽に投資ができるようになりました。日本で上場しているので日本円で買うことが出来ます。
似ている商品として投資信託に「インデックスファンド」がありますが、 ETFは、そのインデックスファンドが金融商品取引所に上場しているようなイメージの金融商品です。

ETFもインデックスファンドも運用の目的は同じで、指数の動きに連動する運用成果をめざす、指数連動型の投資信託です。対象指数と同じ銘柄・比率で株式や債券を保有する方法や、定量的な分析によってその株式や債券の保有比率を工夫する方法、また、派生商品を使う方法で、指数の動きに連動する運用成果が可能になります。

 

インデックスファンドは、1日1回算出される基準価額で、1日1回しか取引きできませんが、ETFはそのインデックスファンドを投資家の判断で、金融商品取引所の取引時間内に、株式と同様に相場の動きを見ながら売り買いができるとイメージするとわかりやすいと思います。つまり、急なニュースや相場の変化にも対応できるということですね。

 

 

ETFのメリット

 

ETFは株式投資よりもリスクが低い設計になっており、投資初心者に向いている商品と言われています。日本ではマイナーな位置づけですが、投資先進国である米国ではETFは主流の人気商品です。そんなETFのメリットについてまとめると、

 

・細かい知識が不要

個別株では各企業の情報をとるのが大変で、経験の浅い方は利益を出すのが難しいと言われています。それに対して、株式投資のような細かい知識が不要なので、初心者でも取組み易い投資です。

ETFは日経平均株価などの指数などの動きに連動することをめざして運用されているので、新聞・テレビ等で「日経平均株価が急落しました。」「日経平均株価が高値更新です。」などニュース等でも比較的簡単に情報を簡単に得る事ができます。

 

・分散投資が自然とできる

ETFでは日経平均株価や米国優良株のS&P500といった指数に投資を行います。投資対象となる指数は数十~数百の多数銘柄から構成されているので1つのETFを購入するだけで多数の銘柄を保有している事と同等の効果が期待できます。

例えば、SPDR S&P500 ETF(米国の大型企業)を購入した場合は、この1銘柄で米国優良企業の約500社を保有していることと同じになります。

 

購入がいつでも可能

ETFは株式と同じように市場が開いている間は、自由に売買ができます。また、株価同様に取引価格が常に動いていますので、希望する価格の「買い」または「売り」のタイミングを自分で決めることができます。指値も可能です。

通常の投資信託も分散投資が可能ですが、ETFのように自分で買う値段を決める事(リアルタイム取引)は出来ません。金融のプロからも「ETFは株式と投資信託のいいとこ取りをした商品」という表現をされる事もあります。

 

・分配金が貰える

ETFは株式の配当と同じように、決算時に収益から分配金が出るものが多数あります。もっとも、金の値動きに連動するETFなどは、金には配当が付きませんので、金ETFも配当がありません。
また、株式に投資しているETFでも分配金は保証されたものではなく運用成績次第では支払われないこともあります。しかしながら一般的なETFでは、分配金が貰えると考えて大丈夫です。

 

 

ETFのデメリット

 

 

魅力的な商品であるETFですが、投資商品である以上、デメリットもあります。マイナス面を頭に入れておく事で、不要な損失リスクを減らせる事もあるのでちゃんと理解しておきましょう。¥

ETFの取引をメインにしている人は少ないので、「知っている人だけ」の注目商品となっています。しかし、参加者が少ない事が特有のマイナス面を作り出している側面もあります。

 

・投資商品の数が投資信託と比べて少ない

2017年6月末現在で東証の上場しているのは210銘柄で、投資信託が6000本と考えると選択肢が少なく見えるのが現状です。もっとも、日本株・外国株・債券・不動産・金(商品)・レベレッジ型・テーマ(例:金融カテゴリー)など、投資選択は充分に揃っていると言えます。

ただし、ETF指数に連動する事が目的ですので、投資信託のように専門家の自由裁量で銘柄を選定するようなタイプ(アクティブファンド)はありません。それもある意味ではデメリットであるかもしれません。

 

・信託報酬(手数料)がかかる

株のように市場時間は自由に売買できますが、投資信託なので信託報酬(運用管理費)と呼ばれる手数料がかかります。と言ってもETFの値段に上乗せされているので個別に払う必要はありません。

もっとも一般の投資信託と比較した場合はETFの方が信託報酬は安いパターンが多いので、メリットだと感じている投資家も多いです。

 

・流動性が低いETFがある

ETFは知名度も株式や投資信託よりも低い事もあり、個人投資家で利用状況は全体的に低い状況です(超人気ETFもあります)。その為、不人気ETFの場合は取引が少ないので「買いたい時に買えない」「売りたい時に売れない」といった困った状態が発生する可能性があります。

金融の専門家がETFを選択する場合には、同指数(日経平均株価など)に連動するETFが複数ある場合は、売買高が大きい物を選択する人が多いです。

 

 

ETFの取引の仕方

 

ETF取引は証券会社か、証券仲介をしている金融機関を経由して行う事になります。株式取引の経験があれば全く問題ありません。普段株を買うときと同じように、商品名または証券コードで注文することが出来ます。
※ただし証券口座を持っていない人は、最初に口座開設を行う必要があります。

市場が開いている時間ならば、いつでも売り買いができます。また、信用取引も可能ですので、相場見通しに応じて信用による買い建て・売り建ても行なうことができます。
(信用取引は投資経験者向けです。大きなマイナスが出る可能性があるので、経験が浅い人にはあまりおすすめできません。)

指値注文もできますので、まさに株取引と同じです。また証券会社によって取り扱いがないということもないので、投資信託よりもお手軽かもしれません。

 

 

まとめ

 

要するに、ETF=株みたいに買える投資信託と考えて頂ければわかりやすいかと思います。

日本でのETFはまだまだ人気がない状況です。それに対して投資の本場アメリカでは、ETFは過去20年でもっとも成長した投資と言われて、取引高の4割近くを占めるまでになっています。

アメリカでは、なぜここまでETFが成長したかたと言えば理由は明白です。簡単で儲かるからです。必死に株価研究をして銘柄を選択した人よりもETFを気軽に購入した人の方が結果が良い可能性もあるのです。証券兄さんは銘柄を見るのが好きですが、面倒なことは嫌い!というかたは是非検討してみてください。あくまでご参考までに。

 

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

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