【電気自動車のお話】 トヨタでも転換を迫られる中国のEV事情とは?

こんにちは!証券兄さんです。

世界最大の自動車市場である中国が、ガソリンやディーゼルなど伝統的な内燃機関車の生産・販売の禁止時期の検討に入ったとのニュースは、世界の自動車業界に大きな衝撃をもたらしました。

今回は中国の電気自動車事情についてまとめていきたいと思います。

 

 

中国の「EVシフト」

 

先月の9月11日(月)に上海総合指数は0.3%上昇、深セン総合指数は0.8%上昇しました。

堅調な相場でしたが、目だって上昇したセクターがありました。

騰落率で示すと、充電スタンドが4.8%、リチウム電池が4.2%、新エネルギー自動車が3.7%上昇し、相場をけん引しました。

 

上昇要因は明白で、9月8~10日、天津濱海区において、中国自動車産業発展(天津経済技術開発区)国際フォーラムが開かれたが、9日に行われた工業情報化部の辛国斌副部長による講演が材料視されました。

「グローバルで見た自動車産業は今まさにインテリジェント化、電動化に方向を変えており、新たな分野で優位に立ち、産業発展の趨勢、チャンスを把握するために、化石燃料自動車の生産販売停止時期の検討に着手している」と発言、その内容が大きく注目されたのです。

 

 

中国の狙いは?

 

 禁止内容の詳細や期限は明らかでないが、電気自動車(EV)の開発を後押しする規制案を読めば、中国政府の戦略が見えてきます。

 外国の自動車メーカーにコストを負担させる、というものです。

この計画は、世界的な自動車メーカーを窮地に追い込むものと言えるでしょう。

 

 2018年に導入予定の新しい割り当て制度は、中国国内で販売される自動車の8%以上を、新エネルギー車とするよう各メーカーに義務づけるものです。

 2020年には、目標値は「12%以上」に拡大される予定。

 目標を達成できないメーカーは、EV車を扱うライバル会社から「クレジット」なるものを購入しなければなりません。

 海外メーカーは、全体の売上げを向上させない限り、ライバルからのクレジット購入の負担は重くなっていきます。

 ですが、中国の補助金制度は国内生産された車を優遇するため、より多くのEVを販売するには、中国生産を増やす必要があります。

 それは、中国の合弁企業との技術共有を進めることでもあり、意図せずライバルを強化する結果になりかねない。

 いずれにしても、中国メーカーが利益を得ることになりそうです

 ですが、このような方針を示すのは中国が初めてではありません。

 ノルウェー、オランダでは、2025年までに、インドでは2030年までに化石燃料自動車の販売を禁止すると宣言しています。

 さらに、イギリス、フランスでは、2040年から全面的にガソリン車、ディーゼルエンジン車の販売を禁止するなどと宣言しています。

 化石燃料自動車の廃止は世界的な大きな流れとなりつつあります

国内メーカーの動きは?

 

政策が実施されれば、ハイブリッドはガソリンを消費するだけに不利となり、中国国内ではEVが圧倒的に有利となります。

7月23日、日経新聞の報道によれば、トヨタ自動車が2019年にも中国でEVを量産することを検討し始めたようです。

 

トヨタ自動車はこれまで、ハイブリッド車の普及、水素燃料電池車の開発を進めてきたが、中国ではEVが主流となることが明らかであるため、戦略の転換を迫られています。

日本のマスコミがしきりに中国の新エネルギー自動車政策を伝えるのは、巨大な中国市場における市場競争の仕組みが変わろうとしており、それが日本企業にとって必ずしも有利な形での変化ではないからです。

 

とはいえ、証券兄さんが聞いた話になりますが「ハイブリッド」が使われているのは日本くらいのもので海外では話に挙げても理解すらされないそうです。

結局技術の進歩により、モーターで100キロ程度まではガソリンエンジンと同じように出力できるようになったので、低速ではモーター・高速ではエンジンの意味がなくなっているからです。

トヨタが推し進めていたために、世界では非常に遅れてしまっています。

自動車産業は日本の数少ない国際競争力の高い製造業ですが、この産業が電機産業のような国際競争力の低下により衰退の道をたどるようであれば、日本の国力は大きくそがれてしまうかもしれませんね。

 

 

モリテック スチール(株) <5986>

 

株価:674円 2017/10/16

PER:27.97

PBR:1.18

配当利回り:1.48%

 

チャート画像

参照:yahooファイナンス

 

証券兄さんが電気自動車関連で注目するのはモリテックです。

スチールと名がついている通り鉄鋼系の企業なんですが、この会社は電気自動車の充電スタンドに力を入れています。

http://www.molitec.co.jp/products/unit/stand.html

ガソリンスタンドが強い力を持っているのは明白ですが、いざ電気自動車が広まる際に大きな魅力がある市場だと証券兄さんは思っています。

業績も前年比25%増で絶好調ですし、神戸製鋼の件で鉄鋼にも需要増が見込まれます。ぜひ銘柄をのぞいてみてください。

 

あくまでご参考までに。

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

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