こんにちは!証券兄さんです。
企業の収益力を測ることのできるROE(株主資本利益率)が注目されて久しいものです。ROEは「企業が株主から借りたお金をどれくらい効率良く使用して利益を出しているか」を見る指標であり、重要な指標です。
そこで、収益力の高さの基準であるROEが8%を超える企業で、かつPERが10倍台という比較的割高でない銘柄についてまとめていきたいと思います。
ROEの最低ライン
ここで注目したのがROE「8%」超えの企業です。この数値は、企業と投資家の望ましい関係構築のためのプロジェクトとして報告された「伊藤レポート」の中に記載されています。
もともと日本では重要視されていなかったROEですが、今後は具体的な数値8%を最低ラインとして明確に経営に落とし込むこと目標とすると明記しています。企業の利益活動がいわゆる企業のためだけでなく本来の投資家のためにあるのだということを明確に数値化した点で大変意義のあるレポートです。
今回は、それを踏まえてROEが8%を超える企業で、かつPERが10倍台の銘柄についてまとめていきたいと思います。
1.オーエムツーネットワーク <7614>
【株価】1682円
【ROE】10.17%
【PER】10.66倍
【優待の内容】1月・7月
100株で自社オリジナル商品の30%割引販売
500株以上で3000円相当の商品または食事券(7月のみ)
2.アイ・ケイ・ケイ <2198>
【株価】759円
【ROE】12.05%
【PER】17.32倍
【優待の内容】4月
100株で1500円相当のお菓子詰め合わせとレストラン(ラ・ロシェル)のお食事優待券
3.セントラルスポーツ <4801>
【株価】3785円
【ROE】14.03%
【PER】15.01倍
【優待の内容】3月・9月
100株でセントラルフィットネスクラブなどの施設無料、商品20%割引などに使える優待券3枚
4.システムリサーチ <3771>
【株価】2280円
【ROE】17.16%
【PER】12.59倍
【優待の内容】9月
100株で2000円相当のクオカード
5.竹本容器 <4248>
【株価】2504円
【ROE】12.10%
【PER】17.26倍
【優待の内容】12月
100株で自社オリジナルの容器に入ったお菓子の詰め合わせセット
ROEは確かに資本効率を考える上で重要な指標であるが、あくまでどれくらい効率的に稼いでいるのかを知る指標です。ただし、必ずしも企業の本当の収益力を反映しているとは限りません。例えば企業が自社株買いを行えば、ROE計算のための分母である株主資本が小さくなるので、ROEの数値がその分大きくなる場合もあります。
重要数値とはいえ、他にもPERや利回りといった投資指標はたくさんあるので、ROEのほかに2つ、3つと比較する指標を増やしてみて、バランスのとれた企業を選ぶと良いですね。
あくまでご参考までに。
今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!
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