米国どうでしょう 9/27 税制改革案の詳細発表で株価急上昇の可能性アリ?

こんにちは!証券兄さんです。

先週の米国株式市場は、週前半は連続で高値を更新したものの、FOMCの結果発表後は売りが優勢となる場面もありました。

今週は税制改革案の詳細の公表が注目されます。法人税率、課税控除の情報が発表されれば、株価は大幅高となり、当面の高値を付ける可能性がありそうです。

今回も、証券兄さん注目の米国株銘柄と米国株市場についてまとめていきたいと思います。

 

 

先週の米国株式市場を振り返る

 

先週の米国株式市場は、先々週の流れを引き継いで9/15(金)から9/20(水)に4営業日連続で最高値を更新しました。

一方で、9/20(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表は市場予想以上にタカ派的(金融引き締めに積極的)と捉えられたことから、週後半には売りが優勢となる場面もありました。

結局、S&P500指数は週間で0.1%の上昇でした。一週間で見ると横ばいの結果となりました。

 

FOMCの結果発表で注目されたメンバーによる政策金利見通しの中央値は、17年末が1.375%、18年が2.125%と前回と変わらずで、市場ではタカ派的と捉えました。

どういうことかというと、利上げ期待が高まったということです。

これを受けて17年12月の利上げ確率は50%前後から60%を超える水準まで上昇しています。

 

また、FRBのバランスシート縮小は市場で期待された通り、10月からの開始が発表されました。

10月からの3か月は月100億ドルの縮小幅ですが、1年後の縮小幅は月500億ドルとなり年間で6000億ドル縮小されることとなります。

当初12ヵ月の縮小額は3,000億ドルで、現在の資産合計4.5兆ドルに対して6.7%、米財務省証券の過去1年の売買高125兆ドルに対して0.24%と、当面のインパクトは限定的と言えるでしょう。

 

先週発表の経済指標では、8月の米中古住宅販売件数が前月比1.7%減(予想は同0.2%増)、8月の米住宅着工件数が前月比0.8%減(予想は同1.7%増)と弱いものでした。

一方、8月の米住宅建設許可件数は前月比5.7%増(予想は同0.8%減)と良好な値でした。

また、フィラデルフィア連銀の製造業景況指数も市場予想の17.1を大きく上回る23.8と良好でした。

 

個別企業では、経営統合の交渉が進みつつあるとの観測が出たスプリント(S)とTモバイル(TMUS)、新製品の「iPhone8」、「iPhone8 プラス」のレビューが芳しくないことや、「アップルウォッチ3」の接続不具合が報道されて株価の下落が目立ったアップル(AAPL)が大きく注目を集めました。

台湾のスマホメーカーHTCを11億ドルで買収して、自社のスマホ「Pixel」の開発に投入するアルファベット(GOOGL)や現在エヌビディアから自動運転コンピュータの供給を受けているテスラがプラスとして見られました。

人工知能チップの共同開発を行っているとの報道があったアドバンストマイクロデバイシズ(AMD)、6-8月期のEPSが2.51ドルと市場予想の3.17ドルを下回ったものの、サイバーアタック、ハリケーンなどの悪影響がなければ3.32ドルだったはずとしたフェデックス(FDX)なども注目されました。

 

 

今週の米国株式市場の注目ポイント

 

今週の米国株式市場は、「ビッグ・シックス」と呼ばれるホワイトハウスと共和党議会首脳が公表を予定する税制改革案が注目されます。

先週からも言っているのでくどいかも知れませんが本当に注目ですよ!

米メディアの報道では、9/27(水)の可能性が高いと見込まれているようです。※現時点で報道なしです。

 

発表内容が法人税率と課税控除の変更点を含み、予想EPSの修正幅が計算できる程度に詳細なものになると、株価は大きく上昇して当面の高値を付けると想定されます。

また、法人税率だけの場合はポジティブに反応するものの、すべてを織り込むことはできず、上昇余地を残すことになりそうです。

一方、前回の発表内容から重要な進展がない場合や予定した発表ができない場合には、失望売りとなる可能性もあると思われます。

尚、先週は市場でタカ派的と捉えられたFOMC後に、市場が予想する利上げ確率が上昇し、長期金利も上昇したことを受けて、9/20(水)、9/21(木)には株式市場で売りが優勢となる局面がありました。

一般に金利の上昇は、市場で付与される「妥当PER」の低下に繋がり、株価を引き下げる効果があるからです。

(金利と株価の関係は、証券兄さんの過去記事をご覧ください。今回の記事では、金利が上がれば株じゃなくて貯金にお金が動くといった程度の掴みで大丈夫です。)

 

しかし、現時点では、税制改革案の詳細発表によって予想EPSが上方修正される可能性があるため、株価の下げは限定的であったと解釈することもできます。

上方修正されない場合は、大きな下げとなる可能性もあるので注意してください。

今週の経済指標では、

・9/27(水)に8月の米耐久財受注(前月比0.9%増の予想、7月は同6.8%減と急減)の発表が予定されています。ただ、米国の8月、9月の経済指標にはハリケーンの影響が含まれるため、指標性が低下すると考えらます。

 

 

証券兄さんの注目銘柄

 

バンク オブ アメリカ(BAC)

 

24.81 USD(9/26)

PER: 13.80

PBR: 0.93

配当利回り:1.93%

 

チャート画像

参照:yahooファイナンス

 

言わずと知れた、米大手銀行の一角です。

予想EPSは17年12月期が24%増、18年12月期が19%増と見込まれており、大手銀行の中では最も業績動向が好調に推移していると見られます。

市場平均の予想PERが19倍を超える中、14倍割れの水準にとどまっており、割安感が強くなっています。

年末にかけて利上げ見通しが強まると物色される可能性が高いと証券兄さんは考えています。

 

 

JPモルガン チェース(JPM)

 

93.70 USD(9/26)

PER: 13.70

PBR: 0.93

配当利回り:2.39%

 

チャート画像

参照:yahooファイナンス

 

こちらも有名な米銀行で時価総額最大の大手銀行です。

予想EPSは17年12月期、18年12月期とも11%増と、業界の中でも相対的に堅調な業績拡大が見込まれています。

バンクオブアメリカ同様、市場平均の予想PERが19倍を超える中、14倍にとどまっており、割安感が強くなっています。

こちらも、年末にかけて利上げ見通しが強まると物色される可能性が高いと証券兄さんは考えています。

 

 

まとめ

 

今回は長期金利の上昇を受けて再び物色が戻ってきた大手銀行から、業績動向が良好と考えられるバンクオブアメリカ(BAC)JPモルガンチェース(JPM)をご紹介しました。

銀行セクターについては、トランプ政権の経済政策の恩恵が大きいと目され年初に注目が高まりましたが、経済政策の実現が市場の期待から大きく後ずれして、米長期金利が低下基調となったことから、その後は物色が低調となっていました。

反動があるので、先週の利上げ期待の増加と合わせて銀行株は期待できるのではないかと証券兄さんは思っています。

 

あくまでご参考までに。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。