米国どうでしょう 9/6 米国株式市場の振り返りと証券兄さんが注目の米国株

こんにちは!証券兄さんです。

先週の米国株式市場は、好悪材料がありましたが、税制改正による法人税減税への期待が勝って続伸となりました。

北朝鮮問題や連邦債務上限問題などのリスク要因は継続するものの、税制改正の進展が期待されるため今週も堅調相場が見込まれ、史上最高値の更新に進む可能性がありそうです。

今回も、証券兄さん注目の銘柄と市場についてまとめていきたいと思います。

 

 

 

先週の米国株式市場を振り返る

 

先週の米国株式市場は、

 

 ①税制改正への期待の高まったこと

 ②米4-6月期実質GDPの前期比年率3.0%増への上方改定されたこと

 ③ハリケーン「ハービー」によるメキシコ湾岸地域での被害が拡大したこと

 ④北朝鮮による日本上空を通過する弾道ミサイル発射が行われる

 

など好悪材料がでましたが、法人税減税に対する期待のポジティブインパクトが悪材料を上回ったと見られ、S&P500指数は8/25(金)から6日続伸となりました。

S&P500指数は週間で1.4%の上昇でした。

 

特に、北朝鮮がミサイル発射した先週火曜日(8/28)は動きが顕著でした。

NY債券市場では、米10年国債利回りが2.10%(6/14)を下回り2.08%まで低下しました。

これは今年の最低利回りを更新しました

今回、北朝鮮リスクが高まった切っ掛けは、ワシントンポストが米国情報局の分析として北朝鮮が核弾頭の小型化に成功し、最大60発分保有することになる」と報じたことです。

次に動くと予想されている9/9の北朝鮮建国記念日にも、今回と同様の市場の動きがあると証券兄さんは予想しています。

 

個別銘柄では、がん免疫治療薬を開発するカイト・ファーマ(KITE)を119億ドルで買収するとの発表が好感されて株価が大幅に上昇したギリアドサイエンス(GILD)が大きな注目を受けました。

また、8/30(水)発表の5-7月期決算、8-10月期ガイダンスとも市場予想を上回ったアナログ半導体大手のアナログ デバイセズ(ADI)と同じく8/30(水)発表の5-7月期決算が市場予想を大幅に上回った、企業向けに人事と財務関連のクラウドアプリケーションを提供するワークデイ(WDAY)も注目を集めました。

不正に開設された口座数が調査対象期間を拡大したところ、従来発表の210万件でなく350万件であったと発表したウェルズファーゴ(WFC)などが大きく値動きしました。

 

 

今週の米国株式市場の注目ポイント

 

今週の米国株式市場は、引き続き税制改正案の進展が注目され、史上最高値の更新に進む可能性がありそうです。

9月末が期限とされる連邦債務上限引き上げ問題の再燃や、週末に核実験に成功したとされ、9/9(土)に建国記念日を迎える北朝鮮による軍事行動の可能性がリスク要因として意識されると思います。

しかしながら、法人税減税による予想EPS引き上げのインパクトのほうがはるかに大きいと考えられます。
税制改正については、8/30(水)にトランプ大統領がミズーリ州の演説で、「米国で雇用を維持し、雇用を創出するとともに、労働者を獲得するために、米国の法人税率を引き下げねばならない。想としては法人税率を15%に引き下げたい」とし、実際には20%台で妥協する可能性が示唆されました。

また、ムニューチン米財務長官は、トランプ政権は税制改正に関するより詳細なプランを数週以内に発表すると、ウォールストリートジャーナル紙との8/31(木)のインタービューで答えました。

 

前回の米国どうでしょうでも書きましたが、政府債務の上限引き上げは9/30(土)が期限であり、仮にデフォルトすれば米国経済に大きな影響を与えます。

デフォルト(債務不履行)と政府閉鎖回避を目指す議会にはあと1カ月足らずの時間しか残されていません。

このままではリーマンショック以上の混乱か!という状況です。

 

しかしながら、米国をハリケーン「ハービー」が襲いました。

ハービーがもたらした被害への対処を求める圧力や、新たなハリケーン「イルマ」による被害拡大の可能性に加え、北朝鮮危機により、財政を巡る争いが起こる可能性は低くなっています。

つまり、早急に法案が通る可能性があるのです。

不幸中の幸いではないですが、デフォルトになると世界経済が揺るぎかねませんので早いところ落ち着いてほしいと証券兄さんは思います。

 

北朝鮮の問題については、週末の核実験の成功で、一連の軍事的挑発は一旦ピークをつけた可能性が考えられるます。

北朝鮮側からすると、「北朝鮮は大陸間弾道ミサイルで核攻撃できる能力を獲得した」と国際社会に認識させることが重要だと考えると思います。

国際的な報道からすると、北朝鮮はその目的をほぼ達成したと言えそうです。

北朝鮮関連のリスクは低くなったかもと言えるかもしれません。(まだまだ油断できませんが。)

今週の経済指標では、

・9/6(水)に8月の米ISM非製造業景況指数(大きく落ち込んだ7月の53.9から55.1に改善の予想)

・9/7(木)にユーロ圏主要政策金利(0.0%で変更なしの予想)

・9/8(金)に8月の中国貿易統計(輸出・輸入とも7月の伸び率から低下の予想)

の発表が予定されています。

 

 

証券兄さんの注目銘柄

 

アッヴィ(ABBV)

 

75.25 USD(9/5) 73.89 USD(8/29)

PER: 20.62

PBR: 25.86

配当利回り:3.40%

 

チャート画像

参照:yahooファイナンス

 

ボットの新薬開発事業を14年に分離してできた研究開発型のバイオ医薬品企業で、免疫学、腫瘍学、ウイルス学、神経科学などの分野で新薬開発を行っています。

先週の米国どうでしょうから引き続き注目。先週よりすでに株価は上昇しています。

ヘッジファンド400社の4-6月期売買銘柄の集計では、買付額の第4位にランクインしており、割安感のあるバイオテクノロジー企業として、市場の注目を集めている銘柄と言えます。

 

 

ギリアド サイエンス(GILD)

 

82.56 USD(9/5) 

PER: 8.19

PBR: 5.73

配当利回り:2.52%

 

チャート画像

参照:yahooファイナンス

 

バイオ医薬品大手の一角で、C型肝炎治療薬とHIV治療薬を主力としています。14年、15年とC型肝炎治療薬の売上が大幅に増加しましたが、緊急性の高い患者の治療が一巡したことで、16年から減収となっている模様。

今回カイト・ファーマの買収が発表されて株価はポジティブに反応しました。とはいえ、まだ上昇の余地がありそうです。

カイト・ファーマは、ノバルティス社が承認を得た「CAR-T」によるがん免疫治療薬の開発を行っているバイオ医薬品企業です。20年12月期に黒字化が想定されています。

 

 

セルジーン(CELG)

 

139.35 USD(9/5) 

PER: 54.22

PBR: 16.43

配当利回り:-

 

チャート画像

参照:yahooファイナンス

 

バイオ医薬品の大手で、主に癌及び免疫・炎症関連疾患治療法の開発を手掛けています。

主力製品は免疫調整薬「REVLIMID」、骨髄異形成症候群治療薬「VIDAZA」、多発性骨髄腫治療薬「THALOMID」、進行性すい臓がん治療薬「ABRAXANE」などです。

医薬品セクターは、世界的に薬価が抑えられる傾向にあることから、物色は抑制された状態が続いてきました。

しかし、同社は2割前後の利益成長が見込まれており、それを考慮すると割安感が強くなっていると言えます。

 

 

まとめ

 

来週以降も出来る限り続けていきたいと思います。

今週はとくにバイオ医薬品の銘柄をご紹介しました。証券兄さんが理系出身のため、理系目線ですごい!という部分もあると思いますのでご了承ください。

あくまでご参考までに。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

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