稀に見るビックチャンスか!? 新たな仮想通貨とは

こんにちは!証券兄さんです。

各国でキャッシュレス化の利点を全面に押しだした方策が検討される中、インド政府が新しいタイプのデジタル通貨である「デジタル・ルピー」を発行する可能性が色濃くなってきました。国が正式に採用する通貨はまだひとつもありません。今回はそんな「デジタル・ルピー」についてまとめていきたいと思います。

 

 

2016年11月8日は、世界的にはアメリカ大統領選挙が行われ、第48代大統領としてドナルド・トランプ氏が決定した日と記憶されているでしょう。

しかし、インドではそれより遥かに衝撃的なニュースが国内で報道されました。

モディ首相が、インド国内の2大高額紙幣、500ルピーおよび1,000ルピーの発行および翌日からの利用を一切停止しました。しかも発表から施行までは、たったの4時間しかない、という突然の発表でした。

日本で言えば、安倍首相が夜の8時から会見をやって、「明日から1万円札と5,000円札の発行はやめます。同時に使用もできません。」と発表するようなものです。

モディ首相の発表を受け、翌日11/9は全ての銀行とATMが休止。11/10からは新紙幣(2,000ルピー札と新500ルピー札)の発行が開始されました。

 

インドが高額紙幣をやめた理由

 

インドが高額紙幣をやめた理由として、以下の3つが考えられています。

1. 脱税対策、マネーロンダリングの撲滅

2. 偽札対策

3. 資産把握

そして、この高額紙幣の停止を機に、インド政府は現金を使わないキャッシュレス化を推し進めようとしている、というニュースが2017年1月27日のNHKニュース「おはよう日本」で放送されました。

ニュースによると新紙幣の印刷が間に合わず、銀行には長蛇の列が出来たそうです。

アーメダバードというインド郊外においては、完全にキャッシュレス化を宣言した村もあり、そこでは携帯電話を使い電子マネーで日常的に支払いが行われる様子が放送されていました。

 

国内決済の9割を現金が占めるという状況で大混乱を引き起こすものの、結果的には不正資金をあぶり出し、汚職事件の軽減に大きく貢献したようです。その中で、モディ首相は高額紙幣廃止にあたり、モバイル・バンキングやクレカを含むデジタル決済を利用するよう、国民に訴えかけました。

政府系インド決済公社、NPCIが開発したモバイル・アプリ「BHIM」の提供も開始し、「完全なキャッシュレスの実現は無理だが、デジタル化への一歩を踏み出し、現金の流通量を減らして行くことは可能だ」と、国単位の意識改革を着々と進めています。

 

デジタル化によるGDP増加が約76兆円

 

なぜ、モディ首相はこれほどまでにデジタル化にこだわるのでしょうか。不正資金の撲滅以外にも、モディ首相をデジタル経済へと駆り立てる重大な要因があります。

安全性の向上、利便性、取引範囲の拡大などがキャッシュレス社会の利点としてあげられることが多いですが、政府や金融機関にとっては巨額のコスト削減が期待できます。銀行へのアクセスが先進国ほど確立していない新興国では、なおさらと言えます。特にインドは国土が広く、人口も多いのに地域格差が激しいのでコストの削減が期待できます。

新興国におけるデジタル経済化を分析したマッキンゼー・グローバル・インスティテュート(MGI)は、「すべての新興経済のデジタル化が実現すれば、2025年までにGDP(国内総生産)を3兆7,000億ドル(約 406兆 1,120億円/6%増)にまで押し上げることも可能」だと予想しています。現在のドイツのGDPと同じ規模に拡大することになります。

そうした中、インドでは、「2025年までに7,000億ドル(約76兆8,320億円)のGDP増加が期待できる」とされています。(現在のインドのGDPは、22,640億ドルなのでシステム改変だけで、国のGDPが30%以上増加することに!)

各国の政府がデジタル経済化に積極的な姿勢を示すのも、不思議ではありませんね。

 

RBI研究部門が実用化に太鼓判

 

開発・導入にあたり、肝心の技術面が気になるところだが、その辺りの推進も万全です。シンガポール金融管理局(MAS)ともFinTech技術の提携関係を締結しているほか、2017年1月にはRBIが研究部門である「IDRBT(Institute for Development and Research in Banking Technology)」を通し、国内銀行とNPCI間のブロックチェーン取引の実証実験を行いました。

この実験では、オープンソース分散型台帳技術「Hyperledger Fabric」を用い、既存のNPCIの即時決済サービスの取引やプロトコル性能が試されました。

IDRBTは実験後に発表した報告書の中で、「ブロックチェーン技術は、実用化に適した水準に達している」とし、「デジタル・ルピーへの採用に向け、開発に着手するよう提案している。こうした背景を考慮すれば、インドがデジタル・ルピー発行のカウントダウンに入っている可能性は高いと言えます。

 

 

まとめ

仮想通貨に手を出すのは怖いという方は、デジタル化した海外の通貨に投資するのはいかがでしょうか。GDPの伸びも期待でき、仮想通貨につきものの信用性に対する不安も、国で正式採用される通貨なら信用性も高いと思います。仮想通貨にためらいがある方は、ぜひ実用化の際には検討してみてください。

あくまでご参考までに。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

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