【大阪バブル】宿泊代高騰で外国人観光客数増加が減速なのに異常な地価上昇中?

こんにちは!証券兄さんです。

 国土交通省が3月27日に発表した公示地価(2018年1月1日現在)によると、商業地が+1.9%上昇(3年連続のプラス)、住宅地が+0.3%上昇(2年連続のプラス)、全用途が+0.7%上昇(3年連続のプラス)となりました。いずれの上昇率も昨年を上回っています。

 大阪では、直近わずか4年間で約+2.8倍に跳ね上がっています。元々地価が高い大都市圏での商業用地価が、4年間で3倍弱に上昇するのは、明らかに“異常”と言っていいでしょう。今回は、そんな地価の高騰についてまとめていきたいと思います。

 

「来阪外客数」は急拡大

 

大阪の商業地価の上昇を支えている最大の要因は、何と言っても外国人観光客の急増です。訪日外国人観光客のうち大阪に立ち寄った「来阪外客」は、2012年203万人(+28%増)→2013年263万人(+24%増)→2014年376万人(+43%増)→2015年716万人(+91%増)→2016年941万人(+31%増)→2017年1,111万人(+18%増)と推移しています。特に、2015年以降の伸び率が急拡大していることがわかります。

 ちなみに、東京に立ち寄った「来都外客」は、2012年556万人(+36%増)→2013年681万人(+22%増)→2014年887万人(+30%増)→2015年1,189万人(+34%増)→2016年1,310万人(+10%増)→2017年1,390万人(+6%増)であり、大阪に比べると明らかな頭打ち傾向が見られます。 

 もちろん、訪日外国人観光客の中には、東京と大阪の両方に行く人も少なくないと見られますが、大阪の人気が高まっていることは間違いありません。外国人観光客にとって、大阪の魅力は何でしょうか?

 

 

 前出の大阪観光局が実施した『関西国際空港 外国人動向調査結果』(平成29年度第3期)によれば、「訪れた場所」の第1位が道頓堀(難波、心斎橋)、第2位が大阪城、第3位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)でした。また、「訪れた結果お勧めしたいと思った」第1位がUSJの86%、第2位が道頓堀の75%、第3位が海遊館の67%、大阪城は第4位の64%という結果でした(訪問サンプル件数が極端に低いものを除く)。

 平成28年度調査結果と比較すると、大阪城の満足度がやや低下しています。また、訪問順位では日本橋が大きく伸長したものの、満足度は非常に低い結果となっているようです。

 

 こうした状況を踏まえて、大阪は代表的な“インバウンドバブル”と言われてきました。しかし、その傾向に少し変化が出つつあります。前述した通り、2017年の来阪外客数は前年比+18%増と6年ぶりの低い伸び率に止まり、日本全体への訪日外国人旅行客数の増加率(2,869万人、+19%増)をわずかですが下回りました。これも同じく6年ぶりのことです。

 

 来阪外客数の伸び率が鈍化した最大の理由は、ホテルなど宿泊施設数の収容限度、および宿泊代の高騰と考えらえます。大阪では現在もホテル等の新規建設や客室増設が進んでいるようですが、折からの地価高騰の影響を受けて、その増加ペースが鈍化していると見られます。

 また、宿泊施設数が増加したとしても、宿泊代の高騰はさらに続くと考えられるのが実情です。外国人観光客の増加が地価高騰をもたらし、その地価高騰が外国人観光客の増加を抑制してしまっているとも見られます。

 大きな転換点を迎えようとしている大阪のインバウンドバブル、今後の行政側の対応次第と言ってもいいと思います。

 

あくまでご参考までに。

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