株の豆知識 その⑭ 株主優待とは?

こんにちは!証券兄さんです。

経済ニュースの記事の方で株主優待について取り上げました。そもそも「株主優待」とは何?という方向けに書いていきたいと思います。

 

 

株主優待とは?

 

株主優待制度を新設する企業が増えてきて、なんだかお得な感じがするけど、どんな制度?って思われている方が、おられるのではないかと思います。

株主優待 とは、個人株主への企業から年に1~2回プレゼントのことです。企業が、個人株主に対して利益還元の一環として、又は、投資してくれることへの感謝の印として行っているもので、個人安定株主を獲得しようとする企業の知恵から生まれたものです。

この制度は、日本独特のもので、アメリカなどでは、配当で還元するように求められることが多いので、あまり採用している企業はありません。

日本では、以前は、主に電鉄企業が、沿線の人たちに株主になってもらって、地域と共に経営するといったことがありましたが、あまり一般的ではありませんでした。
しかし、カゴメが企業同士の持ち合い株を解消し、その株を個人株主あてに売り出し、同時に株主優待制度を作りました。最初に始めたのはカゴメなんですね。

その効果は、抜群で、カゴメの株主は、株主でない人の10倍もカゴメ製品を買うことがわかりました。株主が、そのまま、購買者として企業を支えている構図ができたのです。
カゴメの成功例がもとで、2000年に入って多くの企業が株主優待制度を導入し、現在では、約3分の1の企業が、株主優待制度を作って、個人株主の取り込みに必死になっています。

さて、その優待品を取得する権利ですが、権利確定日と言われる日に、株主である必要があります。日本の企業は3,9月に決算をする企業が多いので、その結果、3月、9月に権利確定された優待品が12月、6月に届けられ、丁度、お中元やお歳暮が届くようなものになっています。

優待品は、食品やお米、自社取扱製品、割引券、グルメ券、クオカード、図書カード等多彩なプレゼントが用意されています。

 

 

 

株主優待株が、お得な理由は、数々ありますが、特に次のような理由でお得だとおすすめできるのです。

1.個人安定株主の獲得を目的にしているので、少数株保有株主にもやさしい

2.単元株を小さくしているので、買いやすい

3.ネット証券を中心に売買手数料が安くなってきたので、少額投資でも手数料が気にならなくなってきた

4.株主優待株は安定収益基盤を持っている企業が多く、株価の下落リスクが少ない

5.安定配当を実施している企業が多く、利回りも平均以上の企業が多い

6.配当利回りと優待利回りを加えると2%を超えるものが多い

特に、最近は、各企業が、安定株主として、個人投資家に目を向けており、安定的に企業が経営できるお礼として、株主優待制度を設けている企業が近年増えています。

株主優待株は、銀行に預けているよりは配当が良く、優待のプレゼントをくれるので、長期投資にはもってこいと言えるすばらしいシステムです。そしてこの株主優待は個人株主だけの特権なのです。

 

 

優待銘柄の選び方

優待が年に2回あるものはお得

 株主優待は、権利確定日の個人株主に与えられる特権ですが、各企業によって権利確定日が違います。

多くの企業は、決算日に合わせているところが多いのですが、中には、違う会社もありますので、注意が必要です。

また、年1回だけ株主優待を実施している企業もありますし、年に2回株主優待を実施している企業もあります。配当は、年2回、優待は年1回というところもあります。

優待が年に一回ですと待ちきれなくて売ってしまおうと思う株もありますし、通常、権利落ちした株は、株価が下がるので、心配になって売ってしまいたくなるものです。

それが、年に2回の優待となりますと、結構その期間が短いのです。3・9月確定優待と、6・12月確定優待があると、3ヶ月ごとに時期が来ますので、どの株を買おうか迷っているとすぐに、優待が届くということになります。

ですから、できれば、年に2回優待がもらえる株を選ぶと楽しみが多くて、お得感が倍増します。そうすれば心に余裕ができますので、同じ銘柄を長く持つことが出来ます。

すでに高くなっていますが、カゴメは、株主優待をはじめた当時は900円台でした。半年に1回、カゴメの製品が届いて、新製品とかが入っていて知らなかった品物も多くあったそうです。その新製品が目当ての人も多いと聞きます。

1年に1回だと、中々持ち続けるのも、根気がいるので、年に2回の優待実施株であれば、株価の変動を気にすることなく、楽しめるという点で、年2回の優待実施株を対象とすることをおすすめします。

一単元30万円ほどがお得

 なぜ、1銘柄30万円以下のものをおすすめするかと言えば、株は、どうしても株価が変動します。30万円以下の株であれば下値が限定されますし、同じ予算であれば、多くの銘柄を買うことができます。

そうです。多くの株主優待株を買うことで、ポートフォリオを組むことが出来、リスクヘッジになるということです。

さまざまな銘柄を買えば、上場投信225を買っているのと同じようなものです。株で買うことにより、おいしい株主優待が受け取れることが最大の違いになります。

また、配当利回りも、平均して1.25%は超えておりますので、これに優待の金額も加えると、2%を超えることになります。

お気付きの方もおられると思いますが、配当1000円、クオカード1000円という企業の場合、配当には、税金が付きますので、実質、現在は900円になります。クオカードだとコンビニで無税で使用できます。

つまり、優待品の方が価値があることがあるのです。

 そういった意味で、リスクヘッジに効果があること、配当と優待を合わせた利回りの良さから30万円以下の銘柄を選ぶことをおすすめします。

また、30万円以下の株ということになれば、1000株単位の株はあまりありません。いずれも、100株単位の株で、1株800円を超えるものは一応優良株と言えますので、倒産リスク、株価下落リスクを考えても比較的に安定している株と言えるのです。

30万円以上の株になりますと、株に対する優待の価値が低くなりますので、配当と優待を加えた利回りという点で、あまりおいしいとは言えないということになるでしょう。

あくまでご参考までに。

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

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