こんにちは!証券兄さんです。
前回は、「株」とは何かという根本的な所について説明しました。今回はもう少し具体的なところについて書いていきたいと思います。
株式投資はいくらから始められるの?
株式投資を始めるのに必要な金額は購入する銘柄の株価によって異なります。株価が安い銘柄は1万程度で購入できますが、高いものだと数十万、数百万必要な銘柄もあります。
例えば、証券会社の元締めとm<8604>野村ホールディングスの場合1株当たりの株価が700円で、最低単元が100株になるので最低70000円になります。
日本の年収ランキング1位の<6954>ファナックの場合ですと、1株当たりの株価が22500円で、最低単元が100株になるので最低225万円になります。
このように銘柄によって、購入代金は、数万円で購入できるものから数十万円かかるものまで数多くあるので購入するときはご自身の投資額と相談して取引をしてください。
注:株価が10円台の銘柄などは1000円から購入できますが、これは非常に信用性の低い株に(=倒産する可能性が高い)ので投資ではなく”投機”と考えましょう。
まとめ
・安い銘柄なら1万円程度あれば取引ができるが、数十万円必要な銘柄もある
・購入する銘柄の株価によって異なる
・「現在の株価」×「購入株数」+「証券会社の手数料」が必要
取引には手数料がかかることを知ろう
株式の売買を行うときは、証券会社に支払う手数料が発生します。この取引手数料は、証券会社ごとに手数料が異なるのですが、その理由としては
・営業マンが取引をサポートする大手証券
・昔ながらのコールセンターに電話をして取引を受付する証券会社
・インターネットを使ってご自身で取引するだけの、ネット証券会社
というように証券会社にも様々な種類があり、それぞれにかかる費用も違うので自然と手数料もかわってくるのです。
証券会社は、上記のように顧客からの注文の受け付け方は違えど、売買を行うとき、上の図のように証券会社は「買い手」と「売り手」の双方から注文を受けていろいろな手続を行うため、その手数料をとっています。
ネット証券と大手証券とで比較した場合、ネット証券の方が取引手数料は圧倒的に”格安”なのです。
大手証券の場合、顧客ごとに担当のアドバイザー(扱者)がつくのですが、ネット証券の場合はサポートセンターのみで基本的には顧客が自分で調査した銘柄を取引するため、大手証券に比べてかなりコストを抑えることができているからです。
例として、ネット証券大手のSBI証券と、日本証券会社最大手の野村証券との間で手数料を比較すると100万円に相当分の株を購入した場合
野村証券店頭価格 :1万1967円
SBI証券 :525円
という風に、ネット証券の方が断然オトクになっています。
手数料を低く抑えたいという場合には、ネット証券が非常に人気です。
しかしながら大手証券会社の場合ですと、新規上場の株や公募の株などの取り扱いに非常に有利な面があります。また、専門的に勉強をしている方がアドバイスという名の営業をしてくれます。あくまで参考にする分にはいいですが「投資は自己責任」なので○○さんが言ったからという風に考えてしまう人にはおススメしません。
まとめ
・株式取引には、手数料が発生する
・手数料は、証券会社によって大きく違う
取引可能な時間は?
会社にも就業時間などがあるように、株式取引にも取引時間があります。相場の変動を予期した際に先手を打つため、この取引時間を把握しておく必要があります。
例えば、朝の通勤中に新聞やニュースなど「雇用統計が市場予想を下回る」という情報を得た場合、寄り付き前(取引時間が始まる前)に売り注文出しておこう、などの対策が立てられるようになります。これから株式投資をはじめようとしているなら、是非この「取引時間」を知っておいてください。
取引時間は証券取引所によって異なります。東証の取引時間は前場が9時から11時30分まで。後場が午後0時30分から午後3時までとなっています。(ちなみに名証は大引けが午後3時30分と東証よりも30分遅いので参考までに。基本的に取引は東証がメインとなるのでそこまで気にしないでいいですが)
特に相場が動きやすいのが前場から30分の時間帯になります。それ以外はニュースなどの材料次第で突然動いたりするというイメージでしょう。もしチャンスがあるなら一度チャートを追ってみると、どれほど動くのかがわかると思います。
さて、今回は実際にどの位で株が買えるのかについて解説致しました。次回は株で投資する際の考え方について書いていきたいと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!