後発医薬品の使用目標=20年秋に80%以上に

こんにちは!証券兄さんです。

朝からこんなニュースがあったので書いてみたいと思います。

一応理系の出身である考え方と、証券マン目線で見ていきます!

政府は、後発医薬品の使用割合を80%以上とする目標を前倒しする方向で調整に入りました。6月上旬に閣議決定する経済財政運営の指針(骨太方針)で、達成時期を「2020年9月」と明記しました。20年度末としてきた従来目標を半年間前倒しし、医療費の抑制をはかる方針です。

厚生労働省によると、後発薬の使用割合は15年9月時点で56.2%。新薬から後発薬にすべて置き換えた場合の効果額は9400億円程度との試算もあり、使用割合が80%に引き上がれば、抑制効果は数千億円規模に上る公算が大きいとのこと。

 

ようするにジェネリック医薬品にして医療費を下げましょうということです。理系出身から考えるとこれは悲しいニュースです。

 

(※この記事は特定の団体・組織を擁護、批判するものではありません。あくまで一意見として読んでいただければ幸いです。)

 

ジェネリック医薬品とは皆さんもご存知の通り「昔からある薬(特許が切れた)を安くコピーしたもの」です。確かに成分としては同じものですし検査基準を通過しているので危険であるわけではありません。

じゃあ何が問題なのかそれは先発薬を作ろうとする意欲が減ってしまうことです。

新しいものを作り出すのは一朝一夕で出来るものではありません。研究とは成果が出ないうちは非常に無駄に見えるものですが、それらの積み重ねが重要になってくるのです。

今回のニュースのようにジェネリック医薬品を政府が推奨となると、製薬会社がたくさんの患者、今も苦しんでいる病気の方を助けたいという理念をお持ちでも企業としては利益の確保のためにジェネリック医薬品の開発に力を入れなくてはいけないと方針を変える可能性があります。

これが医薬品ではなく、他の物(機械や材料)なら証券兄さんもあまり気にしないです。なぜかというと、様々なものを改良してきた日本ならただ「安いもの」ではなく「安くて、作りやすくて、物がよくて、長持ちで…etc」などただのコピーに留まることはないからです。(消費者もただのコピーは満足しないでしょう)

しかし医薬品となると安全性のため容易に効果を変えることが出来ません。なので追及するのは主に「安さ」のみとなってしまいます。これでは研究する力が失われてしまうのではないでしょうか。

もちろん政府がただこのような問題点を見過ごすとは思えないのですが、元理系としては研究には相応のお金と時間がかかってしまうことを皆さんに知ってもらいたいです。

 

 

つらつらと長く書いてしまいましたが、ここからは証券マン目線で書いていきたいと思います。

今回のニュース、ジェネリック医薬品を主とする企業には非常にうれしいものです。ただよくよく調べると次のような情報が出てきました。

1つの成分・規格の医薬品(先発医薬品)に対し、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が「3-5品目必要」と考える医師・医療機関が最も多いことが、日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)の調査結果で分かった。現状では1成分・規格に対して後発薬が10品目以上製造・販売されているケースもある。同協会は「後発医薬品の品目数を減らしてほしいとの意図が読み取れる」としている。

 同協会によると、後発薬の考え方などに関して、医師・医療機関に限定した調査を行ったのは初めて。この調査は、後発薬に関する課題や、医師がどのようなイメージを持っているかを把握することが目的。全国の病院・診療所(3500施設)と医薬品の採用などに携わる医師(3000人)を対象に実施し、288施設(回収率8.2%)、169人(同5.6%)から回答を得た。

つまりジェネリック医薬品で同じような薬がたくさん作られているのが現状。今後はそれぞれの営業力に注目していきたい。

そこで証券兄さんが注目するのは<4541>日医工。ジェネリック医薬品最大手で卸売りとして力も入れています。業績も右肩上がりの三年連続増配もしてるし今後ジェネリックの話題が出たときに上がるのではないかなと。需要も減ることは考えづらいので長く持っておすすめです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。何か疑問点・質問等あれば遠慮なくご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

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