伝説の投資家 ウォーレン・バフェット その② バフェットの投資手法

こんにちは!証券兄さんです。

前回は、ウォーレン・バフェット氏の半生についてまとめました。今回はバフェットの投資に対する考え方、実際の投資手法について書いていきたいと思います。

 

ウォーレン・バフェットのこれまでの実績

ウォーレン・バフェットはアメリカの著明な投資家であり、投資の世界では神様のような存在であると言っても良いでしょう。

彼が会長兼CEOを勤めるバークシャー・ハサウェイの株価の上昇はとんでもないものがあり、1965年にウォーレン・バフェットが経営権を握ってからの約45年間でバークシャーハサウェイの株価が約82万%以上に上昇したそうです。

この数字は複利計算で年間でおよそ20%のリターンを40年間以上続けているということから、いかにとんでもない数字なのかを想像することができます。

ただこれはあくまでも、会社の株価になりますので、実際に投資でどれほどのリターンを出したのか調べてみました。

 

米国を代表する株価指数であるS&P500とバークシャー・ハサウェイの成績を1965年から2014年までの50年間で比較した表が下のとおりになります。

 

年収益率(複利)1965年~2014年全期間の収益率
バークシャーの経営成績(※)19.4%751,113%
S&P500(配当込み)の成績9.9%11,196%

※バークシャーの経営成績は報告書ベースの1株純資産成長率で計算されています。
出所:株主への手紙を元にマネックス証券作成

 

S&P500は、過去約50年間に年間平均9.9%のリターン(複利)と十分素晴らしい成績を残しているが、それを遥かに上回るのがバークシャー・ハサウェイの成績です。

なんと50年間の年間平均リターン(複利)が約20%という驚くべき数字を叩き出しているのです。棒グラフで年間の成績も見てみると詳しいことがわかります。

 

 

 

グラフを見ると、バークシャー・ハサウェイの成績である青い線が、S&P500の成績である赤い線を大きく上回っている回数が多いことがわかります。

バークシャー・ハサウェイのリターンはS&P500に対して50年間でなんと39勝11敗。さらにバークシャーの年間の収益率がマイナスだったのはわずか2回しかないという恐るべき結果がでています。単年の収支でなく、これだけ長期間に渡って驚異的なリターンをあげてきたのが、バフェットが伝説の投資家と言われる所以なのですね。

 

ウォーレン・バフェットの投資手法

ウォーレン・バフェットのこれまでの投資の具体例を挙げると、

暴落したアメックス株を買い、倒産の危機を救ったバフェット

今では世界屈指のクレジットカード会社として有名になったアメリカン・エキスプレスですが、1960年代、ある詐欺事件に巻き込まれ、倒産の危機に直面したことがあります。まさに企業の業績自体に問題がないケースですね。

当時、他の投資家がアメリカン・エキスプレス社の株を一斉に売り始めた時、バフェットは暴落した株を買いました。

街では顧客がいつも通りアメックスカードを使い、銀行や旅行代理店はトラベラーズチェックを利用していることをバフェットはちゃんと調べていたからです。バフェットはアメリカン・エキスプレス社が倒産しないことを確信していました。

 

バフェットの予想通り、アメリカン・エキスプレス社は数年後には経営を立て直し、株価を盛り返しました。

一時期35ドルまで下がっていた株価は180ドルに上がり、バフェットは時価総額で2,000万ドルの利益を得ました。バフェットは企業を評価する確かな目を持っていたといえます。

その他にも2008年のリーマン・ショックによって株価が大暴落した際に、アメリカの金融大手、ゴールドマン・サックスに50億ドル、また、アメリカのコングロマリット(多業種を統合してできた複合企業)ゼネラル・エレクトリックに約30億ドルを投資しました。

 

アメリカのニュース雑誌「ウォール・ストリート・ジャーナル」は2013年誌上で、ウォーレン・バフェットがこの時に実行した投資で、100億ドル(約9,700億円)の利益を得たと報じています。

 

 

 

そんなウォーレン・バフェットの投資手法のベースはベンジャミン・グレアムの理論をベースとしていることでも知られています。

 

◇ベンジャミン・グレアムの投資理論「バリュー投資」

ベンジャミン・グレアムの投資理論として最も有名なものはバリュー投資と呼ばれるものです。

バリュー投資とは、簡単に言ってしまうと、投資対象とした株式について、「その株式本来の価値はどのくらいが適性であるか」を考えることから始まり、どれだけ割安な銘柄を見つけられるかという手法です。詳しくはまた別の記事で書きますが、この内容だけでも覚えて下さいね。

 

そんなグレアム氏の理論を参考にし、独自の理論を作り上げました。

彼自身の言葉では、「株式とは企業の一部であることを忘れないようにし、市場に惑わされることなく、安全余裕率を常に意識することが大切なことである」、とされています。

 

彼が投資を行う時の基準は4つあるとされていて、1つは投資すべき企業が行っている事業の内容を正確に理解できること、次に、長期的に良い業績を保つことができること、経営者にきちんとした経営能力が備わっていること、最後に魅力的な株価であるということになります。

 

①投資すべき企業が行っている事業の内容を正確に理解できること

②長期的に良い業績を保つことができること

③経営者にきちんとした経営能力が備わっていること

④魅力的な株価であるということ

 

事業の内容がバフェット自身にとって複雑すぎるといった分野には一切手を出さないことでも知られており、ハイテク分野に関しては積極的には投資を行っていません。

 

また、長期的な業績の良し悪しをはかるには、その企業が持っているブランド力や価格決定力があるかどうかを重視しているそうです。

最近の投資スタイルとして人気が高い分散投資ですが、バフェット自身は分散投資を行っておらず、彼自身が設定した基準を満たす企業へと集中的な投資を行うことが特徴だと言えるでしょう。

 

バフェットは個人投資家たちの間でも特に人気の投資家で、本もたくさん出ているので彼の投資手法を覚えたいという方も多くいます。ただ、初心者のうちは難しいのでバフェットの投資会社であるバークシャー・ハサウェイの株を買うというのも一つの手かもしれませんね。あくまでご参考までに。

 

 

今回も読んでいただきありがとうございました。疑問点や質問等がありましたらご意見下さい。次回もよろしくお願いします!

 

 

 

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