こんにちは!証券兄さんです。
ちょっと面白いニュースがあったので、元証券マン目線で書いていきたいと思います。
まあこのタイトルだけですとそもそもビザって何?や、海外旅行に行く人が増えたのかなぁ…くらいの印象ですよね。そもそもビザとは何か、
査証(さしょう)又はビザとは、国が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書である。
つまり、外国に出しても大丈夫という許可証なのですね。特にビジネスでの中期滞在などで発行されることが多いです。
そこで今回のニュース、「平成28年(暦年)における全在外公館のビザ発給数は,538万1,433件(前年比12.9%増)となり,過去最高を記録。」ということは外国から日本にビジネスで来る方が非常に多くなっているということです。
証券マンからすると嬉しいニュース。「旅行客が増えてますよ。航空会社などはこのまま右肩上がりでしょう。13%も増えてるので株価は上がります!今のうちに買っておきましょう。」等と営業されるでしょうね。
ただ為替の面から見るとそう単純には言えない話題です。今回500万件のビザがあるということはすなわち、それだけ多くの人が円を買うということになります。
円を買う人が多くなる→円の価値が上がる→円高になる
この方式が取れてしまうのですね。確かに航空会社の業績は上がるかもしれませんが日経全体を考えると円高→株安の動きはまだまだ根強いです。燃料費の問題やドルとの相関など上げればキリがありませんが、今回のニュースで
「日本に来る外人が多くなる→航空会社の株必ず上がるじゃん!」
とはならないので気をつけましょうね。
じゃあ何なら上がるんだよ!という話なりますので一例を…
証券兄さんが注目するのは内需株。国内での消費が株価に影響を与えやすいものです。これらはサービス、食品など様々ありますが主に輸入する企業が多いです。
つまり円高に非常に有利。
証券兄さんが注目するのは<3397>トリンドルHD。あまり聞いたことないかも知れませんが「丸亀製麺」の会社。円高で原料費は安くなるし、国内では外国人観光客が増えてお客増!株主優待でおいしいうどんも食べれるし、増配決まってまだまだ伸びる良い企業だと思います。あくまで証券兄さんの個人の意見なので参考までに。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします!